あなたにとって「惚気る」とはどんなイメージがあるでしょうか。また、恋人ができたり、何かプレゼントをもらったりした時には、周りの人に惚気たくなることってありませんか?そもそも「惚気る」とはどんな意味があるのか、そして惚気話をする人の心理を探っていきます。

「惚気・惚気る」の意味とは?

一見惚気と自慢は似た言葉のように思いますが少しニュアンスが違います。「惚気る」とは「ノロケる」と読みます。自分の妻や夫、彼氏や彼女、または好意を抱いている異性との間に起きた幸せで嬉しい出来事などを人に話し、聞かせて回ることを意味します。惚気るの「惚」という字には、うっとりする、ぼんやりする、ぼけるという意味もあります。相手を想うあまり頭がのぼせあがって、ぼんやりしている頭の中がお花畑状態であるという意味も含まれます。

どんな人が惚気話をするの?人の心理3選

誰でも1度は惚気話をしたことがあるでしょう。人は何故惚気話をしたくなるのでしょうか。どのような心理状態になると惚気話をするのか3つご紹介します。

1.自己顕示欲が強い

某大手企業の社長が有名女優とのラブラブ画像をインスタグラムに掲載し、炎上していましたね。一個人としては、なんて日本は平和なのだろうと思っていました。自己顕示欲とは、文字の通り自分を顕示する欲求のことを言います。自分自身の存在を他者に認めてもらい、注目を浴びたいという欲求です。自己顕示欲は誰しもあります。やはり幸せな自分を見てほしい!と思ってしまうものです。それを表に出すか出さないかだけの違いなだけで、それ自体は皆さんの心の中に潜んでいます。惚気話をする人は、この自己顕示欲が強めと言えます。惚気話をすることで自分が良く見られたい。幸せである自分をアピールして、羨んでほしい。そんな感情も見受けられるでしょう。私たちの関係はとても円満で幸せいっぱいであることを周りの人達と共有したいのです。

2.惚気ることで自分を優位に立たせたい

例えば10年ほど彼氏や彼女が出来ない人が久々に大好きな恋人が出来たとしたら、自分だってやれば出来るのだ!ということを周りに認めてほしいのです。
中々結婚が出来なくて、親にもずっと心配されていたとしたらやっと掴んだ幸せを周りに知ってもらい、今まで自分を可哀想に切なく思っていた人達を見返したいという気持ちにもなるでしょう。
勿論、恋人が居ることや結婚することが偉い訳ではありませんが、周りには恋人がいる人が殆どで結婚している人が殆どだと、どうしても取り残されたような気持ちになり、まるで自分だけ大人の階段を登れていないようで惨めになってしまいます。そんな最中に出来た恋人なら尚のこと周りの人に惚気て、自分の価値を示してしまうでしょう。素敵な恋人や夫が出来たことを賞賛してほしいのです。

3.幸せであることを吐き出したい

恋愛関係や夫婦関係に限らず、高級ランチに出かけたとか上司に褒められたなど何かにつけて幸せアピールする人、いませんか?声を大にして、自分は幸せであることを言いたい。相手にどう思われようと関係が無く、ただただ言いたい。そういう人も居ます。
自分の歩んでいる人生に不安と寂しさを抱えている人はそのような傾向にあります。恋愛関係も夫婦関係も関係性だけで言えば、とても不安定なものです。いつ相手の気持ちが離れるか分からない。永遠の愛なんて、幸せなんて無いのではないかと不安になります。そのような不安を抱えているからこそ不安を取っ払う為に幸せであることを公言し、惚気て自分は幸せなのだと思い込もうとするのです。一種のマインドコントロールですね。

気を付けよう!惚気話をする時の5つの注意点

惚気話をすることは、とても平和で幸せなことですが1歩間違うと周りから疎ましく思われ、人間関係に傷が入り兼ねません。そこで、惚気話をする時の注意点5選を詳しく見ていきましょう。

1.先に相手の心の状態を見てから話す

自慢話もそうですが惚気話をされる人の気持ちや立場になって話をしましょう。
例えば、何年も飼っていた大好きなワンちゃんが亡くなった友人に対して、惚気話をしたところでその友人は全くその話の内容が耳に入ってこないでしょう。または、最近失恋をした友人に対して、惚気話をしてもイラつかせてしまうだけです。何も考えずに惚気話をするのは止めましょう。楽しい話だし、大丈夫だよねと軽々しく話すのでは無く、話し相手の心情を読み取りながら惚気るか惚気ないかを決めます。
惚気たいから惚気るのでは、良い意味では天真爛漫かもしれませんが悪く言うと完全に空気が読めない人です。もし自分が仕事で失敗したり、家族に不幸があったりして精神状態が悪い時に惚気話をされたらどう思うか、もし恋人や配偶者に振られた時に友人から惚気話をされたらどんな気持ちになるか考えながら話しましょう。話したい!惚気たい!と急く気持ちも分かりますが一呼吸置いて、まずは友人や周りの人の話を聞いてから惚気ると人間関係も良い関係が築けます。
要は、相手を思いやること、気づかうことが大事なのです。

2.恋人や配偶者のいない人の前では話さない

これは大前提です。聞かれたら軽く答えるのは良いですが恋人や配偶者のいない人の前で自ら惚気たところで「へー。あ、そう。」と気の抜けた相槌のような返事しか返ってきません。何故なら興味が無いからです。野球やゴルフをしていない人に対して、野球やゴルフの話を熱心にして、会話が盛り上がったり楽しめたりするでしょうか。選手の名前や専門用語を言われてもチンプンカンプン。会話に飽きてしまうだけです。
また恋人や配偶者のいない人の前で惚気話をすると相手の嫉妬心を掻き立てることになり、不快な思いにさせてしまう可能性もあります。恋人や配偶者のいない人も幸せになりたい気持ちは皆同じです。そのような人の前で惚気ると「良いなぁ」「羨ましいなぁ」と切なくなります。その切なさが「そもそも私に対してこんな惚気話してくるなんて、失礼ね!」と怒りに変わり、火に油を注ぐことになります。

3.短く端的に。長々と話さない

大抵の人は短い惚気話なら聞けますが長々と惚気話を聞かさせられるとうんざりしてしまいます。しかも人によっては、折角やっと違う話を出来ると思いきやまた惚気話に戻ってきて、中々話が進まず話し相手の方が疲れてしまうケースもあります。
相手の表情をしっかり観察していると段々話に飽きてきているのではないかと気づくこともできるので、話し相手の表情を見ながら話す長さを調整しましょう。たまにずっとニコニコしながら惚気話を聞いてくれる友人などもいますがその優しさに甘えることなく、話は控えめにして、早く切り上げましょう。心からニコニコしているというよりかは、なるべくニコニコしてあなたに不快な思いをさせないようにとニコニコしてくれていることもあるので、惚気話は短めにして、顔が引きつって2度と普通に笑えなくなる前にニコニコ呪縛から早めに解放してあげましょう。

4.3割惚気て7割不幸話をいれる

惚気話より不幸話の方が親身になって聞いてくれることがあります。人の不幸は蜜の味とはよく言ったもので、人はそういうところがあります。惚気てばかりいる人は、この話しか出来ないのではないか、凄く彼や彼女に依存している人なのかな、と思われてしまいます。人として自立出来ていないように見られがちなので気を付けましょう。

5.デレデレ、くねくねしない

話す時の表情にも気を付けて下さい。上記でも述べたように「惚」という漢字には、うっとりする、ぼんやりすると言った意味もあります。うっとりしたような表情で鼻の下伸ばしながらデレデレ、くねくねしながら話されたのでは、全く周りが見えていなくて、この人大分のぼせあがっているなと思われます。話より何より見ているだけでイライラし兼ねないので注意が必要です。

惚気はどう思われている?

一般的な人で、惚気話を聞きたいと思っていたり、惚気話を聞かせてと言ってくる人は、その人自身もとても幸せに満ち溢れていて、あなたの惚気話が終わったら自分もここぞとばかりに惚気ようと思っている人です。もしくは、神のような広い心の持ち主であり、あなたを心から慕い、心からあなたの幸せを祝福したいと思っている人でしょう。
仕事や育児に疲れ、休みの日にはリフレッシュする為に出掛けるなどをし、毎日同じような日々でごくごく普通に過ごしている人であれば、大抵の人があまり惚気話を聞きたいと思わないかもしれません。「何か楽しいことないかなー」が口癖の人は特に惚気話には興味が無いでしょう。

まとめ

このような記事を読まれるとまるで惚気ることは、悪いことなのでは無いかと思う人もいるかもしれませんが惚気ることは決して悪いことではありません。話す相手さえ選べば、惚気たいだけ惚気ても良いです。ただし、惚気るばかりでなく、惚気の聞き役にもなれると人間関係が崩れることはないでしょう。大切なのは、自分ばかり前に出る精神では無く、気遣いながら相手を思いやるということです。それほど惚気るというのはデリケートなことなのかもしれません。惚気る時は、周りに気を払いながら惚気ましょう。