どうもこんにちは!
ハペ屋のgekcoでございます。
前のコラムで、ハペ屋男子のダメな点を赤裸々に暴露し、全国の隠れハペ屋男子を敵に回してしまいました。
このままではあぶない。
そこで今度は、「どうせ爬虫類が好きなオトコなんて…」と思われていそうな、誤解(と思われる)ポイントを挙げて徹底的に言い訳してみたいと思います!
…ちょっと言葉尻が逃げ腰だけど、まぁいいや。

誤解ポイント①  有毒種を飼っている!

ときどき自宅に友人を招くと、一定の割合で聞かれることがあります。
「これって、毒ないの?」
まぁ、多くはヘビですね。
これね、まずありえないから!
人命に関わるほどの強毒をもつ、いわゆる「毒ヘビ」は、すべてが「特定動物」に指定されていて、無許可で飼育することはできません。そして、基本的には個人に毒ヘビの飼育許可がでることもありません。そのため、たとえヘビマニアだとしても、噛まれたら命に関わるような毒ヘビを飼育していることはありえません。まぁ、法に触れるような人間なら別ですが、そんな輩はハペ屋の風上にも置けません。

もっとも、毒ヘビってやつは総じてみんなカッコいいんですよ。クサリヘビ科とか、コブラ科とか。なので、動物園で毒ヘビを見て「やっべぇカッコいいなぁ…」と言いつつその場を動かなくなることはありますし、ハブモドキみたいに「毒ヘビっぽい」という理由で人気のある種もいます。でもそれは、毒ヘビが憧れの存在だとわかっているからこその話であって、真っ当なハペ屋は毒ヘビを飼うような真似はしません。

…あ、ときどきちょっと変なヘビで、弱毒種はいるかも。
それに、両生類のほとんどはデフォルトで有毒かも。
ま、まぁ、弱毒のヘビにしろ両生類にしろ、触って扱うモンじゃないので、ご安心を。
ちなみに、こっそり人気のヤドクガエルは主食の昆虫から毒を生成するので、コオロギを食ってる飼育下個体には人を殺すような毒は無いですよ。

同じようなカテゴリーの誤解として、「(法律的に)飼っちゃいけない種を飼ってるんじゃないか?」って言われることもあります。ハペ屋でない人には法規制のかかった種とそうでない種の区別もつかないし、そもそも何が悲しくて爬虫類なんぞ飼わねばならんのだ、と思われることのほうが多いので、なんとなくアングラなイメージもつきやすいのだと思います。

が、少なくともショップで普通に販売されている個体が非合法なんてことは、今の時代まずありません。ある程度の規制対象になっている種でも、きちんと許可証が発行されています。たまーにニュースで、非合法な飼育が摘発される例が取り上げられますが、珍しくて話題性があるからこそニュースになるのであって、そんなんばっかりではありません。
ケバい色のヘビとかヤバそうな雰囲気のトカゲとかがプラケで山積みされていても、見る人が見ればわかるのですよ。

誤解ポイント②  くさい!不潔!虫が涌く!

これも、よくある誤解。まぁ、確かに土まみれのトカゲとか見ると、そういう風にも見えますよね。そもそも、エサが虫だし。
ただ、これは実際にハペ屋の家なり部屋に行けば分かりますが、言うほどニオイはありません。個人的には、イヌやネコよりニオイは少ないんじゃないかと思います。ヘビにしろトカゲにしろ、体表が硬質の鱗に覆われていて脂質みたいな分泌物がないので、体臭らしい体臭がないんです。定期的に脱皮でリセットされるしね。両生類も鱗こそないものの、ニオイらしいニオイはありません。オオトカゲや中型以上のリクガメだと、ちょっとフンが臭うかなぁ、くらい。

季節に応じて毛が生え変わる動物と違い、部屋の中に毛や羽毛が舞うこともありません。そんなもん、ないし。アオジタトカゲとかカメレオンみたいにボロボロ脱皮するタイプもいますが、それだってケージがちょっと汚れるだけの話。部屋になにか飛び散るようなことはありません。
あと、虫が涌くって話。確かに、ケージに湿らせた土を敷くようなスタイルで飼育していると、自然と土壌生物が発生して、土の上をピョンピョンしていることがあります。が、こやつらはケージ内の特殊な環境でのみ生きられる虫達で、蒲団やカーペットでは生きていけません。万年床の蒲団に涌くダニなんかとは種類が違うのです。ダニといえば、ヘビにもトカゲにもダニがつくことがあります。これ、彼らの健康を害することがあるので飼育者は忌み嫌うのですが、これらのダニが人間につくこともありません。小さな虫というのは意外とデリケートなもんなんです。

もし、ハペ屋の家に遊びに行って「この部屋くせぇ」と思ったなら、それは生き物のニオイではなくそのハペ屋個人のニオイです。加齢臭とか。
…それもそれで問題か。

誤解ポイント③  奇人・変人・狂人だらけ

これね、ワタクシを見ていただければ分かるとおり、半分正解。だいたいね、変じゃない人はこんなの飼わないって。はい、言っちゃった。
ではなぜ「半分」正解なのか。
ハペ屋が奇人変人だと知っているのは、何もあなただけではないのです。そんなことは、ハペ屋自身が一番よくわかっておるのですよ。
我々ハペ屋というものは、財布をすっからかんにしながらカメを買うとき、スマホくらいの大きさの冷凍マウスをヘビ用に解凍しているとき、「あぁ俺マトモじゃないな」と静かに力強く実感しているのです。と同時に、この奇人変人っぷりをカムフラージュしなければ、この社会で生きていけない、令和になったって世間の風当たりは強いままなんじゃあ!ということも深く理解しているものです。

だからこそ、ハペ屋はふだん、徹底的に「普通の人」であろうとし続けます。ハペ屋がハペ屋丸出しでいるのはイベントだとかショップだとかそういうときだけです。自然教育関係という割と恵まれた仕事についているワタクシですら、職場では「ちょっと爬虫類に詳しい」レベルにとどめています。キョクトウトカゲモドキの隠蔽種情報に鼻息を荒くする姿など見せてはいないのです。否、いけないのです。

これはプライベートでも家庭でも同じ。ちょっとだけ「真の姿」が顔を出すことはあっても、たとえば家族そっちのけで飼育生物に没頭することなどありません。そんなことして生き物捨てられて泣きを見るのはこちらなんですから。我々ハペ屋が平和に生きるためには、いかにハペ屋であることを隠すか、いかに下手に出るか、いかに真人間を装うか、が問われているわけです。

そのため、社会にあってもプライベートにあっても、ハペ屋というのはヘタなDQNよりも真人間(に見える)の場合がほとんどです。むしろ、存在感が薄い、と言っても過言ではありません。

要するに、奇人変人で狂人だけれども、実生活には影響がない、というのがハペ屋です。ちなみに、爬虫類の多くは振動や音を嫌うので、自分の家にいても習慣的に抜き足差し足で生活していることもしばしば。ご近所さんとの騒音トラブルなど起こしません。

あとはですね、ネクラとかオタクっぽいとか偏屈とか融通が利かないとか、そういうのは「ハペ屋だから」ではなく、その人個人の特性ですよ。ええ。ワタクシとしては、「ネクラでオタクっぽくて偏屈で融通が利かなくて何が悪いんじゃああああ!!」と、声を大にして言いたいところですが、性格とハペ屋であることとはイコールではないよ、ということです。
というわけで、ハペ屋はちょっと変かもしれないけど、悪いやつではないよ、たぶん。

 

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