2016年公開。
毎年行われている別冊宝島のアンケート形式によるランキング「このマンガがすごい!オトコ編」で15位になった三部けいさんのコミックが原作です。

タイムリープで過去の事件を解決して未来を変える、という昔からよくあるネタですが、その事件の内容や伏線、人物関係などの変化でいくらでも広げられるんですよね。
かなり面白い作品です。

ヒロインを有村架純さんが演じており、役名が「愛梨」なので、藤原竜也さん演じる主人公が有村さんに「あいり」と呼びかけたときに、ふと「たしか有村さんのお姉さんの名前も“あいり”だったよな」と思い出して、つい面影が重なってしまいました。

しかもクライマックスの「ここは話に入り込むべきシーン」というところで、怒涛のあいりコールによりお姉さんがチラついて、入り込めなかったorz
映画鑑賞の仕方がダメすぎるだろ、私(;´・ω・)

あらすじ

2006年。
売れない漫画家の藤沼悟には、事件や事故が起こる場所で、過去にタイムリープが出来る能力があった。
過去を修正して未然に防ぐことができるこの能力を、悟は“リバイバル”と名付けている。

バイトでピザの配達をしているとき、運転手が心臓発作を起こして暴走したトラックが、信号待ちの小学生を轢いてしまう事故を、リバイバルによって防ぐが、悟自身が怪我を負う羽目になった。

バイト仲間の愛梨がそれを目撃していたおかげで、すぐに病院に運ばれ、北海道に住む母も上京してきた。
とはいえ母は、悟の怪我が大したことないと分かった後、観光目的でしばらく悟のアパートに滞在するという。

菜箸すらない悟の生活用品を買い足すために、ふたりは翌日さっそく買い物に出かけることにした。
そして広場で愛梨に偶然会ったところで、またリバイバルが起こる。

どこに違和感がある―――?
悟は母に、何かおかしなことがないか探してほしい、と頼んだ。
不思議に思いながら辺りを見回した母だったが、彼女の目は、手を繋いで車に乗り込もうとしている成人男性と幼女に止まった。
彼女の視線に気づいた男性は、幼女の手を離して、ひとりで車に乗って走り去っていく。

リバイバルがもう起きなくなったことで、この場所での未来が変わったことが悟には分かった。
母が見つけたのだ、と確信する。
何があったのか聞くと「誘拐事件を未然に防いだよ」と母は答えた。

その夜、母は以前の上司・澤田に電話した。
かつて地元・北海道で起きた連続幼女誘拐殺人事件は、まだ終わっていないのかもしれない、と伝える。

被害者の中には、悟の同級生・雛月加代がいた。
アパートでひとり、澤田から聞いたある電話番号をメモして事件について考え込んでいた母は、侵入者に気づけなかった。

帰宅した悟は、脇腹にナイフが突き刺さったまま血まみれで倒れている母を見てパニックに陥る。
救急に電話をし、必死に母を抱えて呼びかける。

そのときアパートの外から物音がし、見ると人影が悟を見て逃げ出した。
コイツが犯人だ、と確信し追いかけるが見失い、運悪く警官に血の付いた手を見られて逆に犯人だと思われてしまう。

必死に逃げるが裏路地で挟み撃ちに合い、どうにもできなくなったところでリバイバルが起こる。
戻った先は1988年。
悟は小学生に戻っていた。

雛月もまだ生きている。
悟は、この過去の連続幼女誘拐殺人を解決しなければ、2006年の母を助けられないのだと気づく。

隠すのは大人の事情

リバイバル前の1988年は、雛月をはじめ他に二人の少女が殺害されます。
そして逮捕されたのは、父親の食品会社を手伝っている白鳥潤という青年でした。
人付き合いが苦手で友達を作れずにいた悟に「勇気を出して仲間に入れてもらいな」と背中を押してくれた恩人です。

潤さんが犯人だなんて信じられない。
悟は母に、どうして潤さんが逮捕されたのか、と懸命に問い詰めるけれど、母は「もう事件のことは忘れるように」伝えます。

同級生が殺される、なんてことが起こっただけでも子供の心にはトラウマを植え付けます。
その場にいたわけじゃなくても精神的なショックはかなりのものでしょう。

子どもたちのそんな不安を取り除くために、大人は残酷な現実部分を隠し、早く記憶を風化させようと努めることがあります。
忘れればまた以前のように屈託なく笑ってくれるだろう、という思いからなのだと推察しますが、子どものほうも本当は真実を知ったほうがいいのかな、とも思います。

大人たちが忘れさせようと気遣っているから、胸の内にモヤモヤしたものを抱えながら“忘れたフリ”を悟はしました。
この経験から少々シニカルな大人になった気がします。

隠すか真実を話すか、は迷いどころです。
例えば、旦那さんの浮気が原因で離婚することになったお母さんは、子どもにどう話すかで迷うことが多いようです。

パパはお仕事で遠くに、と嘘をついて真実を隠すこともあるし、パパはよその女の人を好きになってもうママたちとは一緒にいられないの、とはっきり話す人もいます。
どちらにしても子どもの心には何かしら影響を与えますが、大事なのはお母さんが自分の判断を信じることです。
さんざん迷ったあとの結論なのだから、自信を持って堂々としていてください。
その自信がきっと子どもを安心させます。

口にすれば本当になる

リバイバルによって母が誘拐未遂事件を目撃した後、偶然会った愛梨に母は「一緒にカレーを食べない?」と悟のアパートに誘います。

ささやかな夕食を過ごし、悟は愛梨を途中まで送りました。
その道すがら、悟が漫画家だと知り、自分にも夢があるんだと愛梨は打ち明けます。
ああそう、と流そうとする悟に愛梨が、興味ないんかーーい(―皿―〆)とドツいたところ、シニカル悟は「だって夢を口に出しておいて実現しなかったら恥ずかしいだろ」と反論。

しかし愛梨は「言葉は口にすることで本当になるんです!」と自信満々に胸を張って答えました。
悟はそう聞いても特に心に刺さらなかったのですが、何度かリバイバルを繰り返して“愛梨と出会わない未来”になって彼女と会ったとき、悟のほうからこのセリフを言います。
本当は無意識に感銘を受けていたのかもしれません。

夢を人に話すと実現に近づけると聞きますが、これはたぶん悟が考えるように、周りに宣言しておいて実現できなかったときに恥ずかしい思いをする。
だから話したら努力せざるを得ない状況に自分を追い込んで実現できるようにするため、なのでしょうね。

周囲にも話しているし、それなりに努力もしているけれど、それでも実現できない場合もあるので一概には言えないのですが…(実際私がそうだ)(;´・ω・)
でも周りに言ったことが巡り巡って、実現に近づくための有益な情報や人を紹介してもらえるメリットもあります。

恋愛なんかでも「〇〇さんが好き」と周りに伝えておくと、協力してもらえることがあります。
ただ相手のあることなので、完全に自分の思い通りにいかせることは難しいです。
というか、ほぼ無いと思って、予想外のリアクションが出ても臨機応変に対応できる柔軟さを大切にしたいところですね。

そして、いくら言葉が現実になる、と言っても周囲に「〇〇さんも自分が好き」「付き合っている」なんて、片思いの段階で言わないように気をつけて。
思い込みの強いアブない人認定されます。

まとめ

この作品は、原作コミック・映画・アニメ・ノベライズ、とメディアミックス展開されていますが、それぞれラストが違うのだそうです。
実は原作はレンタルで途中まで読んでいたのですが、引っ越しでレンタル店が遠くなってしまったのでラストが未読なのです。

てっきり、映画でラストが分かるなー、なんて思っていたから「うわーっ!失敗した」と頭を抱えてしまいました。
これから読みます(T_T)

 

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