序文

2019年8月、台風10号がお盆シーズンのど真ん中に上陸するという悪夢とも言える状況の中で沖縄本島へと南下した筆者、結局飛行機はほぼほぼ時刻通りに那覇に到着したのでした。人生3回目の沖縄でしたが個人で沖縄に行くのは今回が初めてでした。しかもこれまでに沖縄で晴れているところはまともに目にしたことが一度もなく、着陸時に晴れていたときは正直に申し上げて感動してしまいました(笑)。

この後バスで揺られること20分強で筆者の泊まる安宿のある牧志に流れ着くわけですが、そこから公設市場まではほぼ目と鼻の先、その時筆者の脳裏に浮かんだのは何故かソーキそばでした。なお、その公設市場というのはもともとは別の場所にあったものが移転してきたものでした。

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変わり果てた公設市場の姿

筆者が以前沖縄を訪れていたとき、牧志の古びたアーケードの中に鮮魚売りやら肉売りやら食堂やらでひしめきあっていたボロい?市場があったのをとてもよく憶えていて、これがまた風情があったものなのでまたその姿を見たいと思っていた。これは筆者が大学生になる以前の話である。このまま時は流れ、筆者が院生になった年、2019年にボロい市場は予定されている改築工事に伴い閉鎖され、別の場所に仮説市場として移転した。

そして同年8月にひょんなことで沖縄を訪れることになった。宿泊場所は那覇市の牧志エリア、それも牧志第1公設市場にほど近いところにある。羽田から2時間と少々を飛行機で過ごして17時に那覇空港に到着すると、牧志についたのは18時頃、夕食を始めるにはちょうどいい時間だった。荷物を置いて宿を飛び出すと、あの公設市場は目と鼻の先だった。

アーケードではなく、住宅街のど真ん中に明らかに仮設と分かる二階建ての段ボールのような建物があり、それが今の公設市場の姿だった。今とはいっても、いずれまた以前立地していたアーケード内に戻ることになり、その時はまた違う姿を見せることになるのだろう。

中に入ってみれば外見のみならず多くのところで変化があったようだった。やはり場所も環境も変わっただけのことはあってか、かなり清潔な空間になった印象がある。

公設市場
公設市場

そしてさらに興味深かったのが意外に日本語が聞こえてこなかったこと、かわりというわけではないがかなりの頻度で耳にしたのが中国語や広東語あたりだった。二階の食堂フロアに上がってみると客のみならず店員サイドからも中国語が聞える。他に東南アジア訛りの英語も店員サイドから聞こえてきて、それはなんとまぁ多国籍化したことだろうと筆者は思ったものだ。

とりあえずソーキそばと生ビールで

2階の食堂フロアに上がると威勢のいい掛け声が聞こえてくる。食堂とは言っても複数店舗があるのだがお互いに値段の面では大きな違いはない。多くの客はそこで海鮮系(刺身、イセエビなど)を食べていたようだったが、今回は筆者の眼中にそれは入っていなかった。

筆者はとりあえず半ばランダムで食堂を選んでそこに入った。おかげさまで食堂の名前を覚えていない(笑)。相席のところに案内されるとメニューを見ないまま「ソーキそばと生ビールでお願いします!」と声をかけた。ソーキそばはサイズが大中小あったので勢いに任せて大で頼んだ。果たしてこの選択が正しかったのかどうか当時は「やっちまった」という気分だったが、それから少々時間が経ってから現物に対面すると、間違ってはいなかったと安堵したものだ(笑)。

それにしても注文してからソーキそばと対面するまでにかかった時間は10分未満だったどころか5分もかかっていただろうかというくらいの速さだったことには少々驚きを露わにしてしまったものだ(笑)。

ソーキそば

写真に一緒に映っているのはジョッキに入った生ビールになるのだが、ここがさすがは沖縄、オリオンビールの生である。オリオンビールが大好きな筆者としてはこの時点ですでに感激である。そしてソーキそばに入っている、脂のいい感じになった、しかも口の中でみるみるとろけてしまう豚肉を食べ進めるとビールが止まらない。
しかしビールだけでは正直物足りないと感じた筆者はあるものを追加した。ちなみにアルコール類は追加していない(笑)。

ソーキそば

こうしてご飯が加わったことで筆者はダブル炭水化物という何とも健康上いかがわしい行為に及んでいるのだが美味しいので仕方がない(笑)。改めてあたりを見回してみると筆者以外で食べ物でソーキそばを注文している人がこれでもかというほど見当たらない(笑)。まぁ今日はきっとそういう日だったのだろうということにしておこう(笑)。それともソーキそばはむしろ昼に食べるものだったのだろうか。

ごちそうさま

跡形もなくぺろりと完食すると、旅疲れにさらにオリオンビールが効いたのかとてつもない眠気に襲われた。見た目ではない実感しにくい大盛のソーキそばも、やはり大盛なだけのことはあってか食べ終わってみると腹八分を通りこしているのではないかと思う有様だ(笑)。

結局今回の沖縄滞在で公設市場の食堂で食べたのはこの回だけだった。翌日は旧盆前ということで午後3時には閉店してしまい、用事のある筆者には間に合う時間ではなかった。次回訪れたときの宿題としては1階の鮮魚コーナーで好きな魚を刺身にしてもらってオリオンビールとあわせていただく、というものになるだろうか。

会計も終わらせて1階で明日の朝食用にサーターアンダギーを買うと市場を後にし、もともと公設市場のあったアーケードに繰り出した。静けさに包まれた古びたアーケードではあったが完全に静かだっというわけでもなかった。居酒屋は所々開いており、そこからは時々甲高い笑い声がこだまする。

アーケード

アーケードを出て宿へ戻る途中、「公設市場→」という貼り紙があった。移転してからまだ間もないだけのことはあってか、知らない人もまだ一定数いることなのだろう。

 

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