以前にスペイン北部にあるガリシア州最大都市のビーゴ(Vigo)を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。読者様の中には対岸のことが気になる方もいらっしゃるかと思いますが、ビーゴ滞在中、それもスペインを出国する前日(2018年7月)に日帰りで対岸へ渡ってみました。

町の名前はカンガス(Cangas)、ビーゴに比べれば静かな町ではあるのですがここでの体験というのはなかなか濃ゆいものがあります(笑)。
本題に入る前からしかも独断と偏見で恐縮ですが、新婚旅行には向いている場所ではないとすら、独身かつ現時点で恋愛に興味なしの筆者は勝手に思うわけです(笑)。

それはさておき、本題に参りましょう。青さに惑わされて飛び込みでもしたらいくら夏でも寒いですよぉ!

アクセス

最も一般的な方法としてはビーゴからMar de onsの運行するフェリーに乗るものになります。平日ダイヤでは概ね30分おきに出発しており、片道15分から20分程度が目安です。鹿児島本港から桜島に行くような感じですかね。ただし、週末はダイヤが大きく変わるので要注意です!週末は1時間に1本の頻度になるためです。

運賃ですが往復で日本円に換算して約500円といった具合です。距離感としては似ている桜島フェリーの往復運賃が500円はおろか400円に達しないことを考えると少々割高な感は否めません。

とりあえず食費が安い

対岸のビーゴに比べると食費が妙に安いです。ビーゴは今やバルセロナなどのようなスペインの主要観光地の仲間入りを果たしているだけのことはあって、どうしても観光地価格になりやすくなっていると感じます。

10ユーロで足りるかと聞かれると筆者の経験上では自信をもってSì(はい)と答えることはできません。一方、カンガスについては10ユーロで確実にお腹いっぱいになります。しかもさすがはビーゴと共にスペイン最大級の漁業産地を形成している地域柄なだけに、メニューもまた10ユーロで収まっているのか疑問なものでした(笑)。

想像してみてください、1品目に前菜で何がくるかと思えばムール貝のワイン蒸し、しかも6つか8つあったと記憶しています(笑)。しかもメニューにはドリンクも含まれていたのでお構いなしにガリシア州の名ビール、Estrella Galiciaと一緒にいただきました。この時点で日本で同じようにいただくと1000円にかなり近いか超えています(笑)。
そして2品目、カレイのムニエル(サラダとフライドポテトと一緒に)です。10ユーロで収まるとは到底思えないメニューですし、他の地域ではこのような献立自体まず目にしないのが殆どです。

ちなみに昼の日替わり定食(?)はスペイン語でPlato del dìaと言われます。さきほどの10ユーロメニューもまさしくそれです。同じ店で夜はビールと一緒にコロッケ(スペイン語でクロケータ)をいただき、これは10ユーロを越えませんでした。
もったいないのが気に入った店だというのに名前を覚えていないということです(笑)。しかも写真すら撮っていませんので次回スペインを訪れるときの宿題にしておきます。

のんびり町歩き

カンガス

昼下がりの旧市街の坂道の様子です。閑古鳥が鳴いていますがそれはそれで落ち着いていて悪くはありません。教会の近くに湧き水の出る蛇口があったのでそこで少し飲んでいきました。それにしても1年近くスペインの南東部で過ごしてきた筆者としては、建物が全体的に灰色なのがとても新鮮で、スペインにいることを一瞬疑ったほどでした(ビーゴにも共通する節はあるのですが)。

スペインの第1印象はアンダルシア州を中心に見られる白い家々などと思うのですが、ここにはそれが殆ど当てはまりません。ちなみにカンガス市内の観光名所はここと後は河口沿いくらいで、どちらかというとビーゴ対岸の観光の拠点という性格が強いところです。そのため、宿泊施設も案外充実していたりするのです。

青さに騙されるな

スカイスキャナーで行き先をスペインにしたとき、候補の都市で下の方にビーゴが出てくると思うのですがそこにある写真を見たことはありますでしょうか?そこに写っている海がカリブを思わせるほど青いのですが、実はそれが見られるのは対岸カンガスです(笑)。

カンガス

これが実際の場所なのですが悔しいことにあの青さを再現できていません(笑)。実際に見ると驚くほど青く、しかも透明度も高いのでボラがどれほどの大きさで何匹の群れを組んでいるかなどはっきりわかります(笑)。

カンガス

上の写真の左側を見るときれいに白い砂浜が見えます。その背後には松林があり、これぞ白砂青松にふさわしい海岸です。とは言ってもいざ青さに気を取られて飛び込むと寒い思いをすることになります(笑)。というのも水温は夏でも20度を超えることはあまりないためです。

寒いけど潜る(笑)

そもそも筆者がカンガスにやってきた理由はそこにダイビングショップがあった、つまりダイビングをするためです。水温が20度を超えないことは承知でしたがスペインでこれまでダイビングしたところは主に地中海だったので、今度はスペインの北の海を満喫してからスペインを後にしようと思ったわけです。

水温が低いのと、潮の干満差が激しいので最も安定する午後に潜ることになります。ここでのダイビングスタイルは主にボートダイビングです。1本目はなんとムール貝の養殖いかだを潜るというものでした。潜り始めは透明度が5m以下でしたがムール貝の養殖いかだに近づくや否や驚きの光景が待っていました。

ムール貝

ムール貝が一面びっしり、この貝たちが浮遊物をろ過食するので透明度が一気に上がります。そもそも養殖現場を水中から見させていただけるというだけでも感無量なのですがそこを隠れ家とする魚も多く集まるので見ごたえありです。

ムール貝いかだ

こちらが水上から見た養殖いかだの様子です。霧がかかっていてとても幻想的な風景でした。次の2本目は海藻の森を潜ることになるのですが語りたいものが多すぎてここではおさまりそうにないので次回の記事でじっくり詳しく語らせてください(笑)。(クモヒトデが大量に出るので心の準備もお願いします)

おわりに

いかがでしたでしょうか?町中は閑古鳥が鳴いていたかと思えば10ユーロで収まっているとは思えないごはんであったり、まさかのムール貝,ダイビングであったり、案外濃ゆい体験ができてしまうのがビーゴの対岸カンガスの魅力です。ですのでもし新婚旅行でビーゴに行くことがあれば、対岸にも足を伸ばすことをお勧めします(笑)。

 

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