実は他に書いたバスの話の続きになるのですが、ここで紹介するのはタラゴナ(Tarragona)という街になります。筆者はアリカンテからバスで行きましたがバルセロナからは近郊列車で1時間ちょっとで着いてしまいます。バルセロナはサグラダファミリアを始め、見所がてんこ盛りなのでそこだけで1週間は潰せてしまえそうなのですが、それはそれでまた勿体ない話でもあるのです。

 ということでタラゴナに寄り道しようということになるのですが、実はここはバルセロナにはない魅力が多く詰まった場所でもありました。

アクセス

 バルセロナから日帰りという体なので主にバルセロナからのアクセスを紹介する形になります。一番手っ取り早いのが鉄道でのアクセスで、Sants駅からRegionalもしくはRegional Expressが多くタラゴナ方面へ発着しているのでそれが一番便利です。列車こそ指定する必要はありますが全席自由席なので満席で乗れないという心配はまずありません。
他にもバレンシア方面の長距離列車も全てタラゴナに停車します。やや割高になるところは否めませんが、40分で到着するので急ぎの場合は検討してもいいかと思います。他にバス(ALSA)を使うという手段もありますが、バルセロナのバスターミナルが中心部から意外に遠かったりするので、あまりお勧めではありません。

朝の漁港近辺

 結論から申し上げるとインスタ映えなスポットでした。沿海部は工場などが多く集まっているのでそこに洒落たスポットがあるとは考えにくいですが、しっかりあるものなのですね。
漁港近辺
漁港近辺
 朝日差し込む小路を真っ直ぐ行くと海が見え、やがて漁港にたどり着きました。漁港とは言っても停泊している漁船の多くが小型でした。それにしてもこれはスペインでは多いのですが、漁港とは言っても一度船から上がればそこは普通の公道です。つまり、そこでは関係者以外が普通に散歩を楽しんでいるわけです。それにしても当時は11月の8時頃だったでしょうか、さすがに冷え込みがきつく感じられるようになっていましたが筆者が当時住んでいたアリカンテはまだ真夏のような暑さでした。
漁港近辺

 海の反対側に目を向けると色とりどりの建物がかわいく並んでいるではありませんか!そしてヤシがいい具合に生えています。余談ですがヤシは厳密には樹木には当てはまらないので「ヤシの木」と言ってしまうとチコちゃんに叱られるのでご注意ください(笑)。脱線してしまいましたがこのカラフルな建物たちの1階部分はレストランになっており、漁港に近いということで殆どが海鮮レストランです。この界隈はあまり観光客が多くないのでローカル感に浸るならそれは「あり」だと思います。

実は激動、カタルーニャ州独立騒ぎ?

 この時期はちょうどカタルーニャ州がスペインから独立すべきか否かで大変揺れていた時期で、タラゴナもカタルーニャ州の1都市なのでどのような光景を見るのだろうと思っていたのですが街中を見渡しても思いの外カタルーニャ州旗が見当たりませんでした。カタルーニャ州旗がかかげてある家々はだいたい独立賛成派なのですがここでは妙にスペイン国旗が多く見当たりました。これは独立反対もしくは慎重派の場合に目立ちます。

当時バルセロナからは連日デモや衝突の映像が流れてきましたが不思議なことにタラゴナでは家々のバルコニーを見る限りではバルセロナとは全く異なる様相を示していました。あれから間もなくバルセロナでは大規模な衝突に発展しましたが、今では落ち着きを取り戻しつつあります。

もしやここはローマ帝国?

 駅でバルセロナから来た友人たちと合流するとまずは中心部を目指しました。その途中、線路越しに下の写真のようなものが見えました。
これは何?

 これは何だろうと思いながらまずはひとまず坂道を上って中心部を目指します。先ほどの漁港近辺とは打って変わって観光客が目立つようになりました。タラゴナは確かにローマ帝国時代の水道橋で有名ですが街から離れた場所にあるので今回は見送りました。そんな具合でまずは旧市街を目指したわけですが、その前に先ほどの写真の正体が見えてしまいました。
円形劇場跡
円形劇場跡

 これぞ筆者の目当てだったローマ帝国時代の円形劇場跡(内部については有料)です。当時はこれこそまさに筆者が初めて目にした円形劇場跡だったので感激の一言に尽きます。バルセロナから近場にある都市にローマ帝国の香りがプンプンに漂う場所があるとなればもう行くしかないと筆者は勝手に思っています(笑)。この後、旧市街に入るわけですがここでは主にタラゴナ聖堂(Catedral de Tarragona)を観光しました。階段にせよ、道にせよ、水飲み場にせよ、ローマ帝国時代の街並みが意図せずして残っているような印象を持ちましたが、落書きだけはどうにかしていただきたいところです。ともかく、タラゴナはローマ帝国時代の香りがプンプン漂っていることは確かです。

やはり地中海は青い

 いくら11月上旬でも日中はさすがにまだ暖かいのがいいところです。バルセロナよりも南に位置しているだけのことはあります。そんなポカポカな陽気の中で昼からビールとケバブ(恐らく最も経済的な昼ご飯です)をつまんだ後に眺める地中海ときたら、何かうっとりするものを感じてしまうのです(笑)。地中海はとにかく青いのです。
地中海

おわりに

 いかがでしたでしょうか?バルセロナは今やスペインの主力中の主力観光地となっていますが、周りにも魅力的な場所は多くあります。今回紹介したタラゴナもその一部ですが、他にトルトーサや国境の町ポルボウなど面白い場所は多いです。バルセロナに行かれたら寄り道も加えてはいかがでしょう?

 

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