今の彼氏にたどり着くまでに数々の「ダメンズ」を見てきた、37才の私です。
彼らの残念さは、女子会では笑いが取れる鉄板ネタとなっているのですが、ほとんどは指摘されたらすぐに改善できるような事ばかり。
今回は、初デートでここを気を付ければ次に繋がる、世の中の全ての男性に知って頂きたい「ここぞ」というポイントをまとめてみました。
すべて私の実体験に基づく、リアルな女性の本心です!
男性の方にはもちろんのこと、女性の方にも、「うんうん、私もそんなことあった~!」「へ~、こんなダメンズがいるんだなぁ」と、共感したり面白がって読んでいただけると嬉しいです♪
待ち合わせには遅れない
人と人が一緒に過ごすためには、「待ち合わせ」は避けて通れません。
デートはもちろん、仕事、飲み会、旅行、などなど。
時間に厳しい日本人は特に、待ち合わせの時刻に遅れてしまうと、ここで印象は大幅ダウン。自分のスケジュール管理も出来ない人、というレッテルを貼られることになります。
ご縁があって実現したデートですから、相手の時間を大切にして、お互いに楽しく過ごしたいものですよね。
え、そんなこと当たり前?
いえいえ、そう分かっていても、電車が遅れた、急な用事が出来てしまった、目の前で妊婦が倒れた……など、想定外・不可避な出来事が起こってしまう可能性は常にあります。
夜にデートの約束をしたなら、残業で遅れることだって考えられますよね。
でも、そんな事情は待つ側には関係の無いこと。
1時間~30分前には待ち合わせ場所に着いていて、ウインドウショッピングや書店で新刊チェックをして時間まで待つのが良いでしょう。
そしてデートが始まったら、
「今年は◯◯が流行るみたいだね」
「さっき、こんな本を見つけたよ」
と、話題を増やすことも出来て一石二鳥です。
トレンドに敏感なんだな、という印象を相手に与えることも出来るでしょう。
最悪な例は、直前になって自分の都合で待ち合わせ時間・場所を変更することです。
これ、まさに私の経験談です!
恋活アプリで知り合った、2歳年下の男性でした。
LINEの通知が来たのは待ち合わせ15分前。
「すみません、待ち合わせの場所を◯◯の前にしてもらってもいいですか?それから、待ち合わせの時間に10分くらい遅れそうです」
元々の場所から徒歩3分ほどしか離れていないので、そのくらいの距離なのに何故変えるの?と、不思議に思ったのですが、答えはすぐに分かりました。自転車で来たため、駐輪場から近い場所に私を誘導したのです。
雰囲気を崩したくはなかったので、その日は終始笑顔でやり過ごしましたが、「オマエ中心かよ!」と言ってやりたかったのが本音です。
時間にルーズな男は金と女にルーズ、という名言を言ったのは誰だったか……。
話すテンポは緩めで、本心だけを
さて、早めに待ち合わせ場所に着いて、彼女と10分早くデートをスタートできたあなた。おめでとうございます、まずは第一段階クリアです!
目的地へ歩いて移動しています。
何を話しましょうか?
お互いを知るための自己紹介といくつかの質問、今日の天気、待ち合わせの時間までに見ていたショップの新商品の話題、最近読んだ本、さっき見たネットニュース……話題はいくらでもありますね。
でも、大事なのは話の内容よりも、会話のテンポ。
デートで舞い上がってしまう気持ちは分かりますが、話したいことを矢継ぎ早に続けるのはNGです。
会話が盛り上がるまでしばらくはなるべくシンプルな言葉で、単語と単語の間を少し開けたり、いつもの2倍くらいのゆっくりさを意識してみるといいですよ。
「いつも、、どこで、買い物してるの?」
といったイメージです。
また、街中を歩いている時など、周囲の雑音が気になる場所では、お互いの声は聞こえにくいですよね。人混みを歩きながら会話するって、難しいんです。聞こえなくて聞き返すのも、何度も続くと面倒になって適当な相槌を打ってしまったり。そんな寂しく勿体ないことはありません…。かと言って無言で歩き続けるなんて、もっての他。
ですので、身長差があるほど、女の子は声を張らなければいけません。男性は少し屈むようにして、女の子の顔に耳を近づけてあげましょう。二人の距離を自然な形で縮めるテクニックでもありますので、覚えておいて損はありませんよ。
更に、電車やバスでの移動なら、周りの乗客に迷惑にならないよう、顔を近づけてのヒソヒソ話になりますね。想像するだけで、ちょっとドキドキするシチュエーションです。このテクニックと公共の交通機関を、大いにご活用ください。
また、人気のカウンセラーの話術は、自分が話すのは2割、相手の話を聞くのが8割だそうです。デートのお喋りはカウンセリングではありませんが、女の子は基本的に自分の話を聞いてくれる人が好きです。なら、たくさん話させてあげることで、男性は少なからず好感度が上がるはず!女の子は、
「あれ?いっぱい話しちゃった。この人に聞いてもらうと楽しいな」
とあなたへの好意に気付き、デート成功への道を進むことが出来るわけです。
仮にあなたにお笑い芸人としての素質があり、彼女を笑わせてやるぜ!という意気込みがあるのなら、思う存分に披露して、たくさん笑わせてあげてくださいね。
万が一、女性があまり喋らない方だった場合。
無言が怖いですよね。つい、男性が頑張って喋ってしまうかもしれません。
そうやってデートを盛り上げようとする努力はOK!
でも、私はそんな空白の時間も楽しんでほしいと思います。
二人で一緒にボーッとするだけでも、ちゃんと時間を共有しているのですから。
無理をせず、その時に心にポワンと浮かんだことを口にするだけでも、あなたの本心や人となりが表れて良いではありませんか。
雲の形がクジラに似てきた、とか。
あそこにいる子供がこっちを見てるね、とか。
二人でしか見られないその場の景色を見て、ライブを楽しむ余裕を持ってくださいね。
エスコートにはマニュアルがある
移動中のお喋りも楽しみ、いよいよ目的地に到着しました。
二人はどこへ来ましたか?
今日はどこへ行くのがこのデートのメインなんでしょうか?
それを決めるのは男性の役割であり、特権でもあるのです。
どういう経緯でとりつけられたデートかは人それぞれですが、大きく分けて
・二人で会うことは決まったが、どこに行くかは未定
・行きたい場所があり、二人で行くことになった
このどちらかではないでしょうか?
行きたい場所があるなら、その場所を目一杯楽しめばいい。
行き先が決まっていないとなると、男性の力量の発揮どころです。
初デートなら、多くの場合は食事でしょう。
お互いの食の好みが分かっていれば候補は絞れます。
食べ物の好き・嫌いは?アレルギーとかある?今日は何を食べたい気分?
予めリサーチ出来ていれば、後はカンタン。食べログやGoogleでその辺りのオススメを検索すればいいのです。
出来ることなら当日までに食に関する擦り合わせをしておき、お店の候補をいくつかピックアップしておいて、彼女に選んでもらいましょう。
例えばお肉なら、焼肉、しゃぶしゃぶ、ステーキ、シュラスコ、ハンバーグ、というカテゴリーの代表店を見つけておきます。
もしかすると女性から、
「その中でもなるべく軽めの方がいいな…」
という回答があるかもしれません。
ここで、相手の希望を優先させながら、自分が決定するテクニック。
「それなら、自分で食べる量や内容を決められるお店にしよう」
という魔法の言葉で、あたかも彼女の希望を叶えたように見せかけて、あなたが最終決定することが可能です。(どんなお店でも、コース料理でなければ量と内容は選べるものです)
ここでポイントとなるのは、事前リサーチで選択肢を作っておき、彼女に選ばせ、彼女の好みに合うようエスコートすること。
事前リサーチしているか否かは、あなたのデートへの期待値を測ることができるため、彼女も気にしているポイントですよ。
かつて、私が片想いしていた男の子とデートできる事になった時、どこに連れていってくれるのかな~と楽しみにしていたら、
「和民でいい?」
と言われた、あのショックの大きさを越える出来事には、未だに出くわしていません。しかも時は3月半ばの送迎会シーズン真っ只中の金曜日。どこの居酒屋も空いているわけがなく、3つほど店を聞いて回っても空席が見つからず、最終的にHUBで飲むことになりました。
あんなに大好きだった人を、一晩のうちの数分でカス野郎認定せざるを得なかった、あのツラさ。デートなんかせずに、美しい想い出だけに留めておければ良かったのに……。
そういうわけで、時期や曜日によっても混雑状況はかわりますし、いかに下調べが大切かは、お分かりいただけた事と思います。
エスコートなんて言葉自体がハードル高い、そんなのしたことない、という方でもご心配なく。多くはマニュアルが存在します。
そもそも言葉の意味は「男性が女性に付き添う」ことであり、「オレ中心」でないことが彼女に伝わればよし。
・君が肉を食べたいなら、お店の選択肢を用意しておこう
・君が肉でも軽いものがいいと言うなら、色々選べる店にしよう
・君がヒールをはいているから、ゆっくり歩こう
・君が車に轢かれるといけないから、僕が車道側を歩こう
・君にくつろいでほしいから、奥側のソファ席に座ってもらおう
君が地球で僕はその周りを回る月だ、くらいにイメージしてもらうと、言動も自ずと変わってくるのではないでしょうか?
地球から見る月はキレイだなぁ、と彼女があなたを見上げてくれるはず。
会計は「全額奢っておく」に限る
美味しいお料理とお酒で更に楽しく過ごし、ついにお別れの時間がやって来ました。
この雰囲気なら、これからも続いていけそうだな…なんて油断は大敵ですよ。
最後の試験が待っています。それは、「お会計」。
初めてのデートでまだ正式に付き合っていないから、ワリカンが妥当かな。彼女もそうしようとお財布を出して、お札を数えています。
1) じゃあ、ワリカンでお願い。オレも助かるわ、ありがとう。
2) 2000円だけでいいよ。後はオレが出すから。
3) 今日は来てくれたから、オレが出しておくよ。
正解は(3)のみです。
目の前の女性とこれからも関係を深めていきたいならば、これは鉄則です!
なんで?だって、彼女自分から出そうとしてるよ?と言いたい方も居られるかもしれませんが、まずは三つの解説をさせてください。
【解説 其の一】女性は好きな男性を大きく見たい!
仮に彼女がとても気の効く子で、「1000円だけ出させて」「細かいのだけ出せて」と言ってきても、彼女の手の中に優しく返してあげてください。例え会計が3万1000円であっても、7560円であっても、女性が気になるのは金額の大小ではなく、男性の器量の大小です。
あなたの努力もあって彼女が楽しんでいればいるほど、彼女はあなたを好きになりたいのです。だから、「安心して僕と一緒にいていいよ」と包み込めるくらい、自分を大きく見せてほしい。
私が今までに男性から貰った言葉で嬉しかったことの一つは、
「女の子は自分のためにお金を使わないといけないよ。オシャレしたり、エステに通ったり。それでキレイになってくれたら嬉しいから、俺のためにお金を使わないでほしい。」
この人のためにキレイになりたい!って思いましたね~!
逆に、残念だったダメンズのお会計は、上記の1と2なんです。
「ぅわっ!みみっちいな、この男。オマエと過ごしたこの時間は無駄だったわ」
そんな小さい男と過ごせるほど、世の中の女性たちはヒマではない。時は金なり。女性が出したお金は、手切れ金だと心得ていただいて結構です。
逆に、男性が女性に対して恋愛感情を持てないと思ったら、その意思表示としてお金を出してもらえばいいのです。勘のいい女性なら気づくはず。
【解説 其の二】女性にお礼をさせてあげよう!
人は親切にされると、お返しをしたくなる生き物です。
「コーヒー飲みに行こうよ。ここで奢って貰ったから、お茶は私が出すね」
っていう流れを期待しているんです。まだ一緒にいたいから、理由を作りたいんです!
だから、お願い、ディナーの会計くらいスマートに出来る素敵な彼でいてください。
そもそも、いいお年頃で定職に就いている女性であれば、たまのデート代もタクシー代も、必要な時は惜しみ無く出せるもの。女性にとってもデートはチャンス。奢られるのが当たり前だと思っている、なんて、男性に思われたくない。だからお財布を出して見せ、払う格好をするのです。
そして多くの女性は気づいています。何百、何千というカップルの会計に立ち合ったであろう店員さんに見られていると言うことを。
「この二人は続きそうだな」
「この男ダサいな」
「女、財布出すフリくらいしとけよ」
と、心の中でジャッジされていますよ。
【解説 其の三】一点集中、短期決戦が恋人づくりの最短距離!
恋活アプリを使われている男性は、月々の会費もかさみますよね。最近は女性も有料のアプリもありますが、その場合でも男性の方が高額な設定のようです。
気になった女性のプロフィールを見るだけでも課金しなくてはならず、それでもなかなか出会えないまま次の更新で課金され、時間とお金だけが費やされていく……。
恋活アプリは、出会える可能性を売るビジネスです。
アプリを利用した人が恋人をゲット出来るかは、本人の努力次第。ならば、せっかく実現した貴重なデートを確実に成功させて、一日も早くアプリを退会したくありませんか?
一回のデート費用くらい、ポンっと出して成功率を高める方が「恋人探し」の費用と時間と労力は少なくて済むのではないでしょうか?
私がアプリで出会ってデートした男性は、「今までアプリで付き合った女の子は3人いたけど、全員とも音信不通になった」と言っていました。彼と私が付き合う一歩手前まで行った時点でも、そのアプリを更新していたようです。女性にしてみれば、「私以外にもっといい条件の女性を探したいのかな?私はそれまでのキープってこと?」と彼を不審に思うのも仕方ありません。そりゃ、自然消滅するわ。彼女たちだって、オマエよりいい男を探すよ……。
誰でも、好きな人には自分だけを見てほしいと思うもの。付き合うなら、好意を伝えるためにも、アプリは一緒に退会しよう、と約束しましょう。
次に繋げるデート後の連絡を
ここまで全てをクリア出来たら、デートはほぼ成功と言えます。
一緒にいた時間、二人とも楽しめましたか?
では、是非とも男性から次回に繋げる連絡をしてください。デート中に次の約束を取り付けられれば最高ですが、念押しする意味でも、「今日は楽しかった!次も楽しみにしてる」という一言は必ずLINEしておいてくださいね。
私が彼氏と付き合ってから、連絡を取るのはほぼ毎回私からなんです。これは実はちょっと寂しくて、男性から始まるLINEって、女性には響くものなんですよ!
バイバイした後、帰宅したタイミングくらいがちょうど良いでしょう。「今、帰ってきたとこだよ」と始めれば、気楽に送れますよね?
既読が付かなかったり、返信無かったら……と不安にならないためにも、家についたら無事を連絡してね、と気遣いを見せて釘を打っておくのも手。(あくまでもサラリと!)
もし、ここまで全力を投入しても色好い反応を見せてこない女性であれば、スッパリ切りましょう。付き合ってもあなたが苦労するだけです。精一杯の想いが伝わらない人との縁を切ったところで、あなたの人生になんら不都合ありません。むしろ、ここまで尽くせた自分に価値を見出だし、自分を安売りする事はやめましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。初デートは、是非これらのポイントをおさえて臨んでくださいませ!私の現在の彼氏は、これらを自然と出来ていたから、「今までデートしてきた人と違う」と感じたんです。
二回目のデートに繋げられたら、後はあなたの魅力と更なる努力に期待します。
これからの令和の時代、もっと素敵な男性で溢れて、日本がハッピーになってほしい。全ての男性に幸あれ!