最近SNSやテレビで話題の豪徳寺。なんでも都内の由緒あるお寺で、そこには招き猫がたくさんあって、猫好きさんたちに絶大な人気を誇るパワースポットらしい・・・。そういえば、昨年受けた「ねこ検定」のテキストにも『豪徳寺』って載ってたなぁ。
一度行ってみたいと思いながらも、5年前に引っ越してきた今の家は交通の便が悪く、ゴールド免許保持者でありながら車を運転するタイミングを完全に逃してしまった私は(要するにペーパードライバー)本来のグータラ癖がますますエスカレート。気が付けば週末旦那が運転する車でスーパーに行って一週間分の食材を買い込み、朝のごみ出し以外は一切外出しないという、究極のヒッキー主婦になっていました。

豪徳寺行きたいけど遠そうだし、電車の乗換とか調べないといけないし、バス停まで歩くの面倒臭いし(どんだけだよ)と思っていたら、つい最近、そこは私が住んでいる小田急沿線で、電車を降りたら徒歩圏にあることを知りました。
これは猫好きとしては是非一度足を運んで、豪徳寺さんのパワーを実感してみなければ!
ということで、俄然勢いづいた私は早速数ヶ月ぶりに自宅からバス停まで7~8分歩き、最寄り駅から小田急線に乗って豪徳寺駅で下車し、世田谷は豪徳寺2丁目(駅名から地名までそのままお寺の名前なのね)にある『大谿山 豪徳寺』に行って参りました。

招き猫の街豪徳寺

電車を降りると、駅前に大きな招き猫の石像が。解説によると世田谷区の「豪徳寺駅周辺街づくり協議会」が、招き猫発祥の地である地域のシンボルとして、小田急電鉄の協力で設置したのだそうです。なるほど、駅から豪徳寺に向かう道は商店街になっていて、いたるところに招き猫をモチーフにしたオブジェや看板などが溢れています。猫好きさんなら目的地に到着する前からテンションアップ間違いなし!

豪徳寺市場

豪徳寺とは

豪徳寺はもともと文明12年(1480年)に、当時世田谷城主であった吉良政忠が建立した「弘徳院」という臨済宗のお寺でした。寛永10年(1633年)に世田谷が彦根藩の所領となったことで、当時の彦根藩主だった井伊家は弘徳院を江戸菩提寺と定め、2代目藩主井伊直孝の没後、万治2年(1659年)に直孝の戒名にちなんで『豪徳寺』と改名、その際宗派も曹洞宗に改められたのだそうです。
豪徳寺には井伊家代々のお墓が祀られていて、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼のお墓は東京都の史跡に指定されています。

山門

1万5千坪に及ぶ広い境内には法堂や招福殿、三重の塔や地蔵堂などが建てられ、いたるところに梅や桜、牡丹やツツジ、モミジなど四季折々の花や木が植えられ、お花見スポットとしても有名です。
私が行った日は紅梅が見頃でした。

香炉

井伊直孝と招き猫

井伊直孝が彦根藩第2代藩主だった頃、江戸で鷹狩を楽しんだ後、古い貧相な寺の前を通りかかると、門の前で猫が直孝に向かって手招きのような仕草をしました。招かれるまま寺に入ると急に雲行きが怪しくなり、凄まじい雷とともに大雨が降り始め、直孝は難を逃れることができたのです。これをとても喜んだ直孝は、お礼に多額の奉納をし、さらにお寺を立派に建て替えました。何とも太っ腹な話ですが、お寺の名前が直孝の戒名からつけられたことからも、この猫やお寺に対する直孝の深い感謝の気持ちや思い入れが伺えます。

直孝を招き入れたのはこの寺の住職が飼っていた「たま」という猫で、亡くなった後住職から手厚く供養され、のちに招猫堂というお堂が建てられました。現在の招き猫の原型となる、片手をあげて何かを招いているような「招福猫児(まねぎねこ)」は、この頃作られるようになったと言われています。

こうして豪徳寺の招福猫児は福を呼び込む「招き猫」のルーツになり、それによって街全体が活気づいていくことになります。

豪徳寺のご利益とパワー

猫と深い関わりのある豪徳寺ですが、参詣することでどんなご利益があるのでしょうか。また、豪徳寺がパワースポットといわれる所以もかなり気になるところです。

招福殿

豪徳寺のご利益

豪徳寺を参詣する人は、「災難除け」「家内安全」を招福殿でお願いすることが多いそうです。直孝が猫に招かれて災いを逃れたことに起因しているのでしょうね。
また、招き猫は運を招くとされることから、恋愛をはじめとした様々な良縁や金運などの「縁結び」や「商売繁盛」の御利益があるとされています。
敷地内には井伊家の墓所が祀ってあり、大阪夏の陣で大功を立て高い地位にあった直孝にあやかって、勝負ごとに関するご利益もお願いできるようです。

パワースポットとしての豪徳寺

豪徳寺の中で最も強いパワーを放つ場所は、何と言っても招福殿とその横にある招き猫の奉納所です。
招福殿には招福(招猫)観音様が祀られていて、観音様にお願い事をして願いが叶った人たちは、お礼に招き猫を奉納するのだそうです。その招き猫の数たるやものすごく、これだけの人がここを訪れてお願い事をし、それが叶えられているのかと思うと驚異的です。奉納された招き猫たちが放つ「感謝」というプラスエネルギーがその場に集まり共鳴してさらなる強いパワーを発しているのか、見た瞬間圧倒されて思わず後退りしそうになりました。これまでテレビやネットの画像で何回となくその光景を目にしてきましたが、実際にその空間に足を踏み入れると、画像では伝わらない崇高な空気に満たされた別世界がそこに存在しているように感じました。

招き猫奉納所

豪徳寺の絵馬と招き猫で願掛け

私は口下手なので、神社仏閣でお願い事をしても、神様や観音様に上手く伝えられているか自信がありません。話すよりも書いて伝える方がまだマシなような気がするので、参詣参拝した後は念には念を入れて絵馬にお願い事を書いて奉納するようにしています。ここでも絵馬をいただきに寺務所に行くと、猫好きの私は豪徳寺の絵馬のあまりのキュートさに思わず目がハート。奉納しないで持って帰りたくなっちゃいました。実際、外人さんはよくわからずに持ち帰る人も多いのだそうです。

招福猫児と絵馬

我が家には猫が3匹いるので、招福猫児は3号を選びました。
この招福猫児さまにお願い事をして身近な場所に置き、願いが叶ったら奉納所に納めに行きます。きっときっと、叶えてもらえそうな気がします。

招福猫児3号

豪徳寺の招福猫児の特徴は、とてもシンプルな白猫であることです。
私たちがよく目にする招き猫は、大体どちらかの手を上げてもう片方の手に小判を持っていたりしますが、豪徳寺の招き猫は右手を挙げ、左手は何も持たずに後ろ足とともにしっかりと体を支えています。このことに関しては、豪徳寺を菩提寺とする井伊家が権勢を誇る武家であったため、武士にとって不浄とされる左手を敢えて上げていないとか、格式高い武家の慣わしとして、お金に対する執着を嫌ったという説があります。
ちなみに、左手が不浄ということでたまたま右手を挙げているとして、右手を挙げている招き猫は一般には金運を呼び込むとされます。(左手を上げていれば人脈を招くのだそうです)豪徳寺を参詣することで金運アップの御利益があるというのは、こんなところにも由来しているのかも知れませんね。

このようなシチュエーションをまとめると、
「招福猫児は高貴なパワーで幸運を呼び込むことはできても、それに気付いて活かせるかどうかはあなた次第。運もお金も、あとは自分で何とかしてね」
ということになるのですね。
知れば知るほど奥が深い豪徳寺の招福猫児。見ているだけで気が引きしまる思いです。

豪徳寺の三重の搭

さて、豪徳寺のシンボルとも言える三重の搭。

豪徳寺の三重の搭

よく見ると、さりげなく彫り込まれた愛らしい猫ちゃんのお姿があちこちに。

豪徳寺の三重の搭

豪徳寺の三重の搭

この猫ちゃん、すごい美猫だと思いません?!猫の魅力をこんなにリアルに表現できるなんて、きっと彫り師さんは無類の猫好きだったに違いない!と勝手に納得しながら、あちこちに彫り込まれた猫ちゃんたちを見つけるたびに、思わず黄色い歓声を上げてしまう猫好き女子(おばさんだろうが)の私でした。

豪徳寺の招き猫でパワー充電!!

豪徳寺はお寺だけではなく、街全体が招き猫のパワーに溢れた活気のある魅力的なところでした。井伊直孝が一匹の猫から受けた恩恵に対する深い感謝の気持ちは400年近く経った今もそこに暮らす人々に受け継がれていて、それがこの街にあふれるパワーの源になっているのではないでしょうか。
私も部屋に飾った招福猫児様を見るたび、頑張って願いをかなえて奉納に行き、またパワーをいただいてこようと思います。

 

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