失恋は、誰にとってもつらく悲しいものです。失恋後に元気でいよう、明るく努めようとするほうがもはや酷なことですよね。

恋人に振られた、好きな人に告白して振られてしまった、自分から振ったものの喪失感は大きい……など、失恋を経験するシチュエーションはさまざまです。

次の恋に安心して進んでいくためにも、まずは失恋で傷ついた心を癒すことが大切です。

そこで今回は、失恋して寂しいときのリラックス方法についてご紹介していきます。

自分を責めすぎないことをまずは意識

失恋を経験すると、すっかり自分に自信をなくしてしまう人が多いです。

それは、自分自身を責めることで、自己肯定感が低くなってしまうからでしょう。

もっとあの時こうしていれば…なんでそんな自分になれなかったんだろう…
あんなひどいことを言って、自分はダメ人間だ…

なんて後悔を重ねると、いつの間にか自分のことばかりを責め立ててしまうようになるものです。

確かに自分に非があって、失恋という悲しい結果を招いてしまったのかもしれません。

しかし……もう失恋というかたちで終結してしまった以上、あとでいろいろと考えても仕方がないでしょう。

終わってしまったことについてネガティブなことを考えていても、結局自分自身を責めることになるだけです。それは、最終的に自信喪失という悪い結果にもつながりやすいので、ほどほどにしておきましょう。

まずは少しでも「自分を責めないこと」を、普段から意識するようにしてくださいね。

仕事に集中して気持ちを紛らわせる

失恋後、寂しい、自分が嫌だ、後悔ばかりを考えてしまう…というときは、少しでも気持ちを紛らわせるために、仕事や趣味などに集中するようにしてください。

仕事中は、余計なことをあまり考えなくなります。別のことを考えたくても、仕事に集中しなければいけなくなるので、失恋後の寂しさを紛らわせるのにはちょうど良いことが多いです。

例えば接客の場合、お客様対応をしながら、彼女や彼氏のことを考えているわけにはいきませんよね。というよりは、考える余裕なんて基本的にはないはずです。

その他の仕事でも、基本的には誰かとやり取りをしながら業務を行っていくものが多いでしょうから、失恋のことを考える余裕がなくなりますよね。考えようとしても、今そこにやるべきことがあるため、考えたくても考えられなくなります。

そのため、失恋後に仕事に精を出そうとする人は非常に多いです。

まずは余計なことを考えないためにも、仕事や趣味に集中してネガティブなことを考えるサイクルから自分を救い出しましょう。

失恋の原因を整理して次につなげる

失恋後に、寂しさからネガティブなことをたくさん考えてしまうのは危険です。

しかし、次の恋では失敗したり不本意な結果を自分自身で招いたりしないためにも、失恋の原因は自分自身でしっかりと考えておくべきでしょう。

そのとき、「全部自分のせい」とすべてを悪く考えるのではなく、冷静に、客観的に今回の原因や悪かったポイントについて考えることが大切です。

・言ってはいけなかったこと
・関係を壊す原因となった行動
・自分の欠点
・相手との相性

などなど、何がいけなかったのかぜひ冷静に考えてみてください。

そんな原因の整理が、今後の恋愛をうまく進めていくうえで非常に役立つはずです。

すぐに新しい恋を見つけるのも時には必要

どうしても寂しさが止まらないときは、すぐに新しい恋を見つけに行くことも、時には必要です。

「そんなとっかえひっかえみたいな行動はとりたくない…」と思う人も確かにいるかもしれません。

しかし、寂しさから気持ちが大きく沈んでしまうとき、癒しとなるのはやはり誰かの支えです。失恋に最も効くのは新しい恋とはよく言われるものです。

寂しくて不安で仕方がない、誰かがそばにいてくれないと気持ちが落ち込んでどうしようもない…という人は、気持ちを癒すためにも新しく出会いを見つけてみましょう。

友達と遊ぶことや家族と過ごす時間を大切に

失恋したときこそ、友達や家族と過ごす時間を大切にしておきたいところでしょう。

実際、今まで恋人に夢中で、友達と遊ぶ時間をまともに取ってこれなかった人も多いのではないでしょうか。恋人にばかり時間を多く費やしてしまう人は、やはり「付き合いが悪い」という印象になり、友達からも微妙な印象を持たれてしまいます。

そんな状況を脱却することも含めて、失恋した今だからこそ友達や家族と過ごす時間を大切にしていきましょう。

失恋してネガティブになってしまうのは、一人で嫌なことばかりを考えることが多くなるからです。友達といたり、家族と一緒にいたりすれば、必要以上に「私は一人だ」「私に魅力なんてない」とネガティブなことを考えることはなくなりますよね。

そんなネガティブになりやすい状況から自分を救うことも含めて、友達と遊ぶことや家族と過ごす時間を多めに取っていきましょう。

旅行へ出かけて心機一転

失恋したときこそ、旅行へ出かけて気持ちを切り替えるきっかけを作りたいものです。いわゆる「傷心旅行」ですね。

寂しくてつらいときは、自分の気持ちをある程度解放的にすることが重要になってきます。

旅行に行けば、新しく触れるものを前に、自分の気持ちはとてもリラックスしてきます。特に海外旅行は、自分自身の小さな悩みや価値観に変化を与えてくれる良いきっかけになるはずです。

新しく触れる文化を前に、自分の悩みが小さいこと、後悔ばかりを抱えてつまらない毎日を過ごしていることがとてもちっぽけに感じられたりします。

美しい絶景を見たり、気持ち良く温泉に浸かったりすることは、ふさぎこんでいた気持ちを癒すのにはちょうど良いきっかけになることでしょう。

実際、失恋して旅行に出かける人は多く、それは次の恋に進むために良いきっかけとなります。つらい恋愛を経験した自分自身をいたわる気持ちを持って、旅行で寂しさを癒しましょう。

とにかくしっかり休んでリラックスする

とにかく休息を取って、今までよりものんびりすることも大切です。

早く気持ちを切り替えて明るくなろうとして自分を追い込んだり、もしくは相手を見返そうとして無理をしたりすると、逆に体に毒ということもあります。

失恋を経験することは、心身ともに疲れることです。喪失感や虚無感を味わうことは心に大きなダメージを与えることですし、長い時間相手と別れ話や喧嘩を繰り返してきた場合は、体もどっと疲れる思いでしょう。

仕事に打ち込むことも確かに大事ですが、疲れたらとにかく休みましょう。失恋休暇なんてものが世の中にはあるくらいですから、「失恋でしんどい…」と感じたときはあえて休みを取ることを自分に許してみても良いでしょう。

久しぶりに一日ずっと寝て過ごすのでも良いですし、気持ちがリラックスするように趣味に打ち込むのでも良いですね。

とにかく十分に心と体を休める日を作ること、このことを意識してみてくださいね。

まとめ

今回は、失恋して寂しさや不安を感じたときの気持ちのリラックス方法をご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?

失恋したときは無理にその寂しい気持ちを我慢せず、受け入れたうえで気持ちをリラックスさせていくことが重要になります。

まずは自分を責めないことを意識しつつ、仕事に打ち込んだり友達と一緒に過ごしたりして必要以上にネガティブなことは考えないようにしましょう。

また、時には新しい恋をすぐに見つけようとすることも方法としては必要になってくる場合があります。

最終的には前向きな気持ちを取り戻すことが大切なので、ぜひ自分を苦しめない選択をしてリラックスすることを意識してみてくださいね。