(前回はこちら)

前回のあらすじ

狂人渦巻く怒涛のイベント会場に到着したgekco、順調に狙っていたハペをゲットしていくが、予期せぬ出会いに激しく動揺する。財布に伸びる手、脳裏をよぎるキレた妻、さぁ、どうするgekco!

ここはいったん、保留で!

アヤシイ店員さんの巧みな誘惑に、マニア心を揺さぶられるワタクシ。
と、ここで!!!
クシトカゲのパックを静かにその場に降ろす。
いやぁ、やっぱりね、飼う場所がないっすよ、ええ。
これはね、もうしょうがないね。
「えぇぇぇ、ほんとにいいんですか?いなくなっちゃいますよぉぉぉ」
くっそぉ、悪意の塊みたいなこといいやがって、悪魔め…。
アハハと言いつつアヤシイ店員さんに別れを告げ、次なるブースへと歩を進める。
…かっこよかったなぁ、クシトカゲ…。

ベルツノが、いねぇ!?

実はワタクシ、他のサイト様で、大真面目に飼育解説の記事を書いております。「変態○○」とか「狂乱の××」なんて一言も言わず、さも真人間であるかのように初心者向け飼育解説なんてさせていただいております。みんな、だまされるな!中の人はこんなんだぞ!
で、今度はベルツノガエルというカエルの飼育記事を書くことになりまして、せっかくだから改めて飼ってみよう、と。タイミングもいいし、きっと選べるくらいたくさんいて格安で買えるだろうから(カエルだけにね!)、このイベントで買っちゃおう。そう思って各ブースを回ってたんですが…いそうで、いない。
アカメアマガエルとかイエアメガエルとかはいるのに、ベルツノがいない。
今年はツノガエル不作なのかなぁ?
実はツノガエルのブリードでは日本屈指のクオリティと量を誇るブリーダーさんがいるのですが、その方のブースが見当たらない。今年は来てないのかなぁ。
ブツブツ言いながらいろんなブースを流していると、ベルツノいた!!
ベルツノガエル
やっと一匹!しかも、思ってたサイズよりちょっとでかい!
まぁ、このくらいから飼い始めたほうが安心ではあるんだけど、どうせ記事執筆用を兼ねて飼うならもうワンサイズ小さいやつがいいんだけどなぁ…。
あ、でもこの模様、好きだぞ?すでに赤が出てるぞ?
他のブースにいなさそうだし…買っちゃえ!
というわけで、ベルツノもゲット!
いいねぇ、順調に欲しい生体をゲットできました。
と思ったら…。
ふらふらと歩いてたら、ツノガエルのブリーダーさんいた!!
人が多すぎて見えなかったんだ…。
思った通り、山のようなカエルの数。しかも安いし。
い、いいんだ、ボクはこのカエルが欲しくて買ったんだ。ぐすん。
そんなこともあるので、会場マップはよく見ておいた方がいいですぞ!
…かっこよかったなぁ、クシトカゲ…。

いいケージ、みぃーっけ!

一通りほしい生体をゲットしたところで、改めて各ブースを回ってみる。
生体ばかりに目が行きがちだけど、実は器具や餌、レイアウトグッズなんかも見逃せないポイントなのです。
各店舗の在庫を持ってきているから安くなることもあるし、あまり見かけないようなオリジナルグッズなんかも多い。
趣味じゃないから買わないけど、爬虫類をモチーフにしたシルバーアクセサリーの専門ブースもありました。もう少し控えめなデザインだと良かったんだけどなぁ、個人的には。
あと全体的に、こういうグッズはデフォルメされたデザインが増えましたね。流行りなのかな。
ワタクシがイベントに目覚め始めたときには、けっこうリアル系のデザインが主流だったんですよ。今も持ってるもん、トゲオアガマTシャツとか、中南米のボアTシャツとか。
あの頃に比べると、お目目くりっくりのかわいいキャラっぽいのが増えましたね。
間違いなく女子ウケするんだろうな、という感じですが、ワタクシのような性根の腐ったおっさんハペ屋にはちと買いにくい。
まぁそうなると、飼育系のブースを重点的に見るんですが、カメレオン中心に扱ってるブースで面白いものを発見!
ネットケージ
なになに、ネットケージ?
前面と底面以外の4面がすべてメッシュでできていて、前面と底面は透明ビニールで見やすくなっている。プラスチックのパイプで骨組みを組んで、そこにメッシュをかぶせる感じらしい。というわけで、分解と組み立てが容易な持ち運び可能ケージってことになりますな。
これはいい!
いや、マジでいい!
仕事で、出張理科教室とかやるとき、できれば子どもたちに生き物とか見せてあげたいわけですよ。でも、移動とか考えると持っていける生き物って限られてくる。ネックの一つが、ケージなんですな。
このネットケージなら分解して運べばかさばらないし軽い。組み立てれば観察しやすいし扱いやすい。いいじゃない!
というわけで、ゲット!
…かっこよかったなぁ、クシトカゲ…。

コルクが、なんと!!

意外と見どころのグッズが、レイアウトグッズ。
やっぱりね、それっぽいレイアウトを組むには、それなりの素材って必要なんですよ。
例えば、樹上性のトカゲを飼うのに木の枝でレイアウトする分には、意外とその辺の枯れ枝でもサマになるんですが、大木の根本っぽいイメージとかになると、いい素材ってないんですよね。
岩組のレイアウトだとさらに顕著で、その辺の石だとまず納得のいくレイアウトになりません。
かっこいいレイアウトにはかっこいい素材が使われているものなんですよ。
で、よく使う素材の一つがコルクです。コルクの樹皮ですね。
コルクってのはワインの栓なんかにも使われる、いわゆるコルク栓のコルクですが、その木の樹皮はなかなか味わい深く、この世界ではよくレイアウトに使われます。
これがね、めちゃめちゃ高いってわけではないけれども、決して安くないんですよね。
ハペ屋でない人にはなかなか基準がわからんと思いますが、そうねぇ、幅10センチ、長さ30センチのコルクなら、1500円くらい?
30×30×45センチのケージをコルクでレイアウトしようと思うと、このサイズのコルクが3つくらいほしいじゃない?この時点で、4500円。ほら、まぁまぁするでしょ?
これの在庫を大量に持ってきてたたき売りしてくれるショップさんも、中にはいるんですな。
いるかなぁどうかなぁと思って探していると…いた。
プラ舟いっぱいにコルク積んでるショップさん。
接近してみる。
目を付けたのは俺だけではないらしく、先客がコルクを物色している。店員さんはまとめ買いなら値引きするよ、と言っているが、この人はそんなに大量に欲しかったわけではなく、一つだけ買っていった。ちなみに、一つ500円。もうね、この時点で破格ですよ。
すかさずコルクを物色する俺。
「もうね、今日はこの在庫を全部持ってってもらいたいから、まとめて買ってもらえたら少しだけお値引きしますよ」さっそく言ってくれるぜ。
じゃあねぇ、と4つ選び取り、これで!と店員さんに差し出す。いくらにしてくれるのかな、とわくわくしていると…。
「よし、いっぱい買ってくれたから500円」
えっマジですか!?
ねぇ店員さん、バカなの?
それ一つ分の値段よ?
「もうね、いいのいいの!これ全部捌きたいから!あ、でも普段はこんな値段でだしてないっすよ?」と店員さん。
ありがとう!!遠慮なくもらってくぜ!
コルク
というわけで、タダ同然の価格でコルクもゲット!
…かっこよかったなぁ、クシトカゲ…。

もうダメだ!

まぁ、買えなくても、こういうのは見ているだけでも十分楽しいもんなんですよ。
個人的にはね、まずワイルドのアオジタトカゲに感動しました。
尻尾が長くてね、目つきが最高に悪くてね、可愛げのかけらもないアオジタですよ。
よく見ようと思って顔近づけたら、すげぇ噴気音で威嚇してきます。
アオジタトカゲもねぇ、いいトカゲなんですよ。これはね、変態要素が少ないからあんまりネタにならないかもね。
あとねあとね、ワイルドでアダルトサイズのグリーンバシリスク!
クレスト(トサカ)がバッキバキに伸びてて、恐竜でいうとスピノサウルスみたいな感じ?
もうね、めっちゃくちゃかっこいいの!
気付くと隣に和装の渋いおっちゃんがいたんだけど、一緒になってやべぇやべぇ言って盛り上がってました。
おっちゃん、見てるかい?俺が、あのときグリーンバシリスクで盛り上がった黒シャツだぜ!
そんなわけでイベント満喫したわけですが…かっこよかったなぁ、クシトカゲ…。
…かっこよかったなぁ、クシトカゲ…。
…かっこよかったなぁ、クシトカゲ…。
…ダメだ!

というわけで、ワタクシここで壊れまして。
別れを告げて海外へ飛び立つ彼女を必死で探す男のように、クシトカゲを売っていたブースを必死に探し始め、見つけた瞬間「ください!」と叫んでいたんですな。
クシトカゲ
あのときのアヤシイ店員さんの顔、憎たらしいったらありゃしない。
でもね、買わないと後悔するなって思ったんですよ。
買ってから考えたらよくね?と、俺の中の悪魔がささやいたんですよ。

戦利品
そんなわけで、意外と膨れ上がった荷物たちをまとめ、ホクホクしながら帰宅したのでした。
いやぁ、満足満足!
と思っていたら。
会場でもらった2019年のblack outの年間スケジュールが目に入りまして。
おやおや、近いうちにあるではないですか…。
しょうがないなぁ、お金貯めよっと♪

 

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