あの発明王エジソンは、「趣味とは、暴走と情熱の発露である」と、自伝に書き残しました。
ウソです。
ワタクシが今考えました。
どうもこんにちは!ハペ屋のgekcoです!
ハペ屋というのは大なり小なり狂った人間が多いのですが、狂いっぷりを前面に出していると日常生活に支障をきたすため、ほとんどのハペ屋は世を忍ぶ仮の姿で生活し、まるで真人間のようにふるまっています。俺だけか、そんな奴。
まぁいいや、そんな狂ったハペ屋が一堂に会する機会があるのをご存知ですか?
それが、JRS、HBMなど、いわゆる展示即売イベントなのです!
まぁ、コミケみたいなものだと思ってもらえれば、そう外れてないかな。ちなみに、JRSはJapan reptiles show、HBMはHerptile breeders merketの略称です。

ワタクシがハペ屋の道を歩み始めたころ、イベントなんて本当に数えるくらいしかありませんでした。あのころから考えると、今はだいぶイベントが増え、しかもライトな人が近づきやすくなった感じはあります。
それでも、やっぱりイベントに集うハペ屋はみんな血走った狂った目をしていて、紛れ込んでしまったカタギの人々はただただ圧倒されるしかない、そういう世界なのです。
毎年、複数のイベントに参加していたワタクシgekcoですが、今年はどうも本業が忙しくて思ったように休みが取れず、なんと12月に行われたBlack out 2018が今年の最初で最後のイベントに!
この日だけは死守しよう。
職場がどうなってもいいからこの日だけは有休とってイベントに行こう。
そう決意したものの、午前中に予定が入り、夜は職場の忘年会が。。。
それでも昼間の時間は確保できた。
よぉし、行くぞ、行ってやるぞ!
己の鉄の意志を再確認し、ワタクシは単身、狂人渦巻くイベント会場へ向かったのでした。

圧倒の人々、怒涛の物量!

会場は浅草にある「産業貿易センター台東館」。駅を降りると観光客と思われる人たちでけっこうごった返しています。
電気ブランで有名な神谷バーの看板が目を引き、浅草の情緒あふれる街並みが続きます。威勢のいい兄ちゃんが人力車を引く姿も。海外から観光客がやってくるのも納得の風景です。
が、そんな風景になど目もくれず、サラ・コナーを発見したターミネーターのごとく眼差しを向けながら会場を目指します。
映画もファミレスも一人で行くのは好きではないワタクシですが、基本的にこういうイベントは一人で行きます。後で戦利品を見せびらかしあうのも楽しいのですが、同行者に気遣いなどしていては本気が出せないのです。そう、イベントとはすなわち、戦場。趣味人が本気をぶつけ合うタタカイの場なのです。

いよいよ会場フロアに到着し、入場料を支払って会場入りすると・・・人、人、人。
基本的に撮影禁止なのでお見せできないのがもどかしいのですが、本当に人だらけ。
しかも大半が、「あぁ、ハペ屋だ」と一目でわかるやばい空気を身にまとっています。この平和な日本の、どこにこれだけのハペ屋たちが潜伏していたのか、と思わされる人込みです。そうだなぁ、ラッシュ時に車両点検で電車が止まった山手線のホームくらいかな。
その人込みをかき分け、流されしながらブースに近づくと、これまた目を見張るほどの物量。直径10センチほどのプラカップが山のように並び、その一つ一つにトカゲやらヘビやらヤモリやらカエルやらが入っています。それこそ、どうやって運び込んだんだっていうくらいの、圧倒的な物量。
落ち着いて物色できる普段のショップとは違い、この山の中から自分の納得のいく個体を見つけ出さなければいけません。
ワタクシが、イベントは基本的に単独行動と決めている理由はこれです。本気で買うのなら、この人込みをかき分け、山のようなプラカップを光速でチェックし、標的を発見、ゲットしなければならないのです。そこに全神経を没入させているときに、友人のことなど構っている余裕はないのです。
しかし、今年のBlack outは本当にブース数が多かった気がする。なんていうか、ブースとブースの距離が近い。空間全体が濃密な印象でした。

いざ、行動開始!

さて、今回の軍資金は少ない給料から絞りだした、貴重な資金です。大切に扱わなければ。
実は、今回のイベントにはいくつか目標を抱えて突入しています。普段は行けない遠方のショップやブリーダーさんも出店し、自慢の個体などを持ってきてくれているので、実は買わずともみているだけで楽しいのですが、今回はそうはいかんのです。
とはいえ、人が多すぎて全体を見渡すこともできない。手近なブースから接近、偵察を開始します。
多くのブースで大量に置かれているのはやはりヒョウモントカゲモドキ。様々な品種がカップに入れられ、山積みされています。ほとんどの品種がイベント特価で販売され、高価な品種もお手頃価格に。こういうのは本当に、カップを手に取ってよく確認しなくちゃいけませんな。
続いて多いのはヘビ。これも、ボールパイソン優勢なのはここ数年変わりません。ただ、ボールがブームになったころと比べると、落ち着いてきた感じはあります。その分、いろんなヘビが見られて楽しいですね。
ほうほう・・・とヘビのカップを手に取りチェックしていると、ちょっと個人的に目を引く個体が。
コーンスネーク
コーンスネーク。
ってだけならまぁそんなに珍しくないのですが、ノーマル。
おや、ノーマル??
コーンスネークはボールパイソンに並ぶペットスネークとして定着していて、これも多くの品種が作出されています。そんな中、ノーマル?
実は今回、原種のナミヘビをゲットしようというのが目標の一つだったのです。マウンテンキングにしようか、カリキンにしようか、ハウススネークもいいなぁ、なんて思っていて、なんとなく気持ちはキングに傾いていたのですが、思わぬダークホースの登場。今時珍しい、ノーマルカラーのコーンです。しかも、大人の小指サイズでちょうどいい感じ。
ブースの店主さんに聞くと、残念ながらワイルドではないとのこと。
でも、見た目は完全にワイルドだし、別に繁殖狙いではないから血統はそんなに気にしない。そして、めっちゃ安い。「ください!」というと、「これの良さを分かってくれる人で良かったですよ」の言葉。そう、これです。これぞイベントなのですよ!

さらに会場の奥深くへ潜入しいろいろとブースを回っていると、地味渋なヤモリを山盛りにしているブースを発見。わお、俺好み♪
ウキウキしながらカップを手に取ると、さっそく見つけましたイトコホソユビヤモリ!
イトコホソユビヤモリ
いやぁ、これ輸入されてたんだなぁ。個人的にとっても思い入れのある地表性ヤモリです。
トカゲモドキではないのですが、壁に張り付くことはできず、あくまで地表で暮らすヤモリです。目の大きさと白線の細かな模様が魅力のマイナーなヤモリです。これは速攻でゲット!
よおしよおし、幸先良いぞ!と思ってブースを流していると・・・気になるパックが。
やばい、これは見ちゃいかんパックだ。
そう思いながらも誘惑に負け、つい手に取ってしまったワタクシ。
あぁ、やばい。
中身は、ベトナムクシトカゲ。
細身の体にキール立ったとげとげの鱗、そしてクシトカゲの名に恥じない頭部から背部にかけてのトゲトゲ。めっちゃかっこいい。
いや、待て待て俺。
どこで飼うのだ。完全に想定外のトカゲじゃないか。
あぁでも、今買わずしていつ買うのだ・・・。
思わず「うわぁ・・・」と声に出していると、すかさずアヤシイ店員さんが「最近見ないですよねぇ、ベトナム」
うるさい、知ってるわ!!
「コオロギ食ってぷっくぷくなんですよ、状態いいですよ」
見りゃわかるし!!
「次はいついるかわかんないですよねぇ」
知ってるっつってんだろ!!
「お兄さん、安くしますよ」
な、なんだってーーーーッ!!
さぁ、どうするgekco!
続きは後編へ!

 

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