2020年、東京五輪に向けて世の中も徐々に盛り上がりを見せてきています。各競技でメダル候補の選手や、台頭してきた若手選手の紹介が連日テレビで放送されていますが、中でも日本のメダルが有力視されているのが柔道。過去のオリンピックでも日本の獲得メダルの大半は柔道によるもので、まさに「日本のお家芸」と言える競技でしょう。
そんな柔道の日本代表は毎年熾烈な代表争いをしてきました。そして、東京五輪に向けた代表争いは過去に類を見ないほど熾烈を極めています。
今日はそんな柔道の代表争いの中で、もっとも壮絶な3つの階級についてご紹介致します。

60kg級

男子柔道、最軽量級のこの階級は、スピード感溢れる試合展開、瞬きを許さないような一瞬のスキを着く攻防が最大の魅力です。
そんな60kg級で注目なのが、この階級の第一人者である高藤直寿選手と、勢いに乗る若手No.1の永山竜樹選手。
昔から3歳年上の高藤選手を目標にしてきた永山選手は、2017年の全日本選抜決勝で高藤選手から見事な足技で一本勝ちを収め優勝しました。グランドスラムでも優勝を重ねた永山選手は現在世界ランキング1位。順当にいけば東京五輪の代表になれるでしょう。しかし、2018年の世界選手権準決勝で高藤選手と再び対戦し、今度は安定感の増した高藤選手に負けてしまいます。
高藤選手はそのまま世界選手権優勝、3度目の世界チャンピオンとなり、リオ五輪銅メダルの実績を持つ高藤選手もまた代表を有力視されています。

高藤直寿選手

1993年4月29日生まれ
身長160㎝
小学生の頃から各世代で日本一になっている高藤選手は、天才と呼ばれ常に注目されてきました。
2013世界選手権で優勝し、金メダルを期待されて挑んだリオ五輪ではまさかの銅メダルに終わります。しかし、2017、2018と世界選手権2連覇を果たした今の強さはまさに向かうところ敵なし。変幻自在のトリックプレーと一瞬のスキを突く勝負勘、さらに負けたことで自分を見直し安定感が増した事で、東京五輪の最有力と言えるでしょう。
現在世界ランキング4位ですが、これからどんどん上がりそうです。

永山竜樹選手

1996年4月15日生まれ
身長158㎝
最軽量級の60㎏でもひときわ小さい永山選手ですが、ウエイトトレーニングに力を入れ、他の選手に負けないパワーを持っています。
北海道出身で4歳から柔道を始めると、中学は強豪の大成中学へ、中学3年で全日本カデ柔道体重別選手権を優勝。高校で全日本ジュニア、アジアジュニアを制覇。東海大へ進学し2016~2018までグランドスラム優勝。
現在世界ランキング1位

81kg級

パワー・スピード・テクニックの全てが求められる、もっとも過酷な階級が81kg級。
豪快な担ぎ技から玄人を唸らせる足技まで見どころ満載の81kg級ですが、日本柔道にとっては鬼門とされています。世界で日本がもっとも勝てない階級なのです。
そんな81kg級に救世主が現れたのが2015年。世界選手権で永瀬選手が日本人として初めて金メダルを獲得しました。リオ五輪でも銅メダルを獲得した永瀬選手ですが、現在は右膝の怪我により第一線からは遠ざかっています。世界ランキングも79位と大きく後退しましたが、そのキレのある投げ技と安定した体幹力は、復帰すれば必ず結果を出すだろうと期待させます。
現在、この階級で活躍しているのが藤原崇太郎選手。2018世界選手権で銀メダルをとり、世界でも十分に勝てることを証明した藤原選手。世界ランキング7位と他の日本人選手から大きくリードしています。
復活した永瀬選手との直接対決が楽しみです。

永瀬貴規選手

1993年10月14日生まれ
身長181㎝
元世界選手権2位の実績を持つ大叔父が師範の養心館で6歳から柔道を始める。
81㎏級では比較的長身の永瀬選手。長い手足をうまく使った試合運びに定評があり2013年~2017年まで全日本選抜体重別選手権を連覇します。
2015年世界選手権で優勝、2016年リオ五輪で銅メダルと、日本の鬼門と言われる81㎏級において世界のトップを走り続け、期待の星となっていました。
2017年に右膝を怪我し、戦線離脱するも今でも強化選手に指定されていることを考えると、2018年講道館杯では2回戦敗退と厳しい状況が続く中でも、今後の活躍に期待が集まっている事が分かります。

藤原崇太郎選手

1998年4月27日生まれ
身長175㎝
野村忠宏選手に憧れて6歳で柔道を始めると中学2年で全国大会を団体・個人とダブル優勝。高校では世界ジュニア2位と着実に実績を残します。
現在世界ランキング8位、2018年世界選手権では2位となり、若い藤原選手のさらなる活躍が予想されます。

100kg超級

柔道の花形と言えばこの階級ですね。大きな選手達が鍛え上げた体を武器に、激しくぶつかり合う試合の迫力は見るものを魅了します。
この階級の第一人者と言えば原沢久喜選手です。体重無差別で行われる全日本選手権では2度の優勝を飾り、2018世界選手権でも銅メダルを獲得。リオ五輪では銀メダルを取っている原沢選手の実力はいまだ衰えていません。
そして、そんな原沢選手を超える全日本選手権3度の優勝経験を持つ王子谷剛志選手は、オリンピックや世界選手権の出場こそ無いものの、他の国際大会で優勝を重ね、現在世界ランキング14位、原沢選手の31位を超えています。安定した試合運びと体重140kgという恵まれた体格を武器にする王子谷選手の実力は、オリンピックに出れば間違いなく金メダルを狙えるものでしょう。
そしてもう1人、100kg超級で今もっとも注目を集めているのが柔道界のレジェンド・小川直也の息子である、小川雄勢選手。大学生ながら2018年の全日本選手権で3位となり、世界選手権に出場。負けはしたものの、恵まれた体格と父親譲りのパワフルな柔道で今後が期待されます。

原沢久喜選手

1992年7月3日生まれ
身長191㎝
言わずと知れた日本のエース。柔道を始めたのは小学校6年生と少し遅め。高校のインターハイでは3位だった原沢選手ですが、ハードな筋トレとプロテインの大量摂取で肉体改造に成功します。高校入学当時66㎏級だった原沢選手が現在は120㎏まで体を大きくし、それに合わせて成績も上がっていきます。
リオ五輪で絶対王者リネール選手(フランス)に負けるも銀メダルを獲得し、2018世界選手権でも銅メダルを取ります。全日本選手権でも2度の優勝経験を持つ原沢選手は東京五輪で、長い間日本から離れている重量級の金メダルが期待されています。

王子谷剛志選手

1992年6月9日生まれ
身長186cm
柔道5段の警察官である父親に薦められ柔道を始めた王子谷選手。中学まではなかなか勝てなかったようですが、高校で名門・東海大相模に進学するとメキメキと実力を付けていきます。高校選手権で優勝すると、そのまま全日本ジュニア、世界ジュニアと立て続けに優勝し、東海大学に進学すると3年生の頃には全日本選手権で、2008年の石井選手以来となる学生優勝者となります。
オリンピックの選考会では大きく負けてしまいましたが、全日本選手権で通算3度の優勝は現役選手の中では単独トップ。世界ランキングも14位と原沢選手、小川選手の上を行っています。力強い大外刈りと、安定した試合運びは負けるところが想像できない強さです。

小川優雄選手

1996年7月20日生まれ
元世界チャンピオンで全日本選手権V7を達成した小川直也選手の息子として注目されていますが、その実力は決して親の七光りではありません。身長190cm、体重130kgの恵まれた体と圧倒的なパワーで、高校時代は敵無し。全日本選手権では大学生ながら3位になり2018世界選手権に出場。惜しくも敗れてしまい、現在の世界ランキングは28位に留まりますが、経験を積み試合運びを覚えれば、間違いなく世界の頂点に立てる逸材です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。東京五輪に向けて、これからますます激しさを増すであろう日本柔道の代表争い。2018年の世界選手権では2位に大差をつけての圧倒的なメダル獲得数を誇った日本だけに、熾烈な代表争いから目が離せません。

 

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