人生のテーマは「食ったらわかるさ
どうもこんにちは、gekcoです。
爬虫類・両生類が大好きなハペ屋の皆様なら、観てますよね?映画「ジュラシックワールド」。スピルバーグ監督の「ジュラシックパーク」からシリーズ通して観ている人も多いのでは?
ご多分に漏れず、ワタクシgekcoもシリーズ全作観ています。ハペ屋のロマンがすべて詰まったような作品ですが、あれ観ちゃうとやっぱり「飼いたいなぁ」ってなるのがハペ屋の悲しい性でもあります。
いもしない恐竜なんか飼えないし、エサにヤギなんか使ってたら(ティラノサウルスの話ね)破産しちゃう、でも恐竜飼いたい!
そんなハペ屋な皆様のために、ワタクシなりのおススメをピックアップしました!

おススメ①ヤモリ

個人的に、シリーズを通してもっとも魅力的に感じた恐竜が、ヴェロキラプトルです。あの狡猾な表情、ドアノブを開ける賢さ、動きの俊敏さ、そして巨大すぎない大きさ。すべてが完璧です。どうにか、あれを飼えないだろうか…。
と思いながらふと、我が家のケージを覗いたら、いたんですよ。ラプトル。いや、よく見たらヤシヤモリ。
そうなんです!ヤシヤモリの顔、ラプトルっぽいんですよ!ヤシヤモリは東南アジアに生息する25センチくらいの樹上性ヤモリですが、ヤシヤモリに限らず、ニホンヤモリでもヒョウモントカゲモドキでも、ヤモリは顔がラプトルっぽいのです。最大の原因は、目でしょうね。
ヤモリの目は基本的に黒目が縦で、いわゆる猫目です。そして、顔は面長でヤモリ独特の雰囲気を持っています。これが、ラプトルっぽさを出しているんですな。
さらに、ヤモリがもつ雰囲気もラプトルっぽい。昼行性のトカゲだと、コオロギなどを走って追いかけて食べるんですが、ヤモリはゆっくり狙いをつけて不意打ちのように襲います。そして、ふだんは物陰に隠れ、こちらの様子をうかがいながら移動します。
この感じが、「ヒタッ…ヒタッ…」と獲物に近づくラプトルに似ているのです。
大きさも手ごろなのが多いし、夜行性種が多いから器具もそんなにいらないし、いいことずくめでしょ?
お手頃サイズの陰気なヴェロキラプトル、いかがですか?

おススメ②ジーベンロックナガクビガメ

ジュラシックシリーズでは出番がなかったけど、首長竜が好きだ!という方も多いのでは?
厳密にいえば恐竜ではない(かなり古い時代に分かれて別々に進化した、分類的に違うグループの生き物)のですが、恐竜に負けない人気を誇っています。
確かに、ヒレのような足で悠然と泳ぎ、長い首を伸ばして周囲を見渡すようなイラストを見ると、素直に「かっこいいなぁ」と思ってしまいますよね。ネッシーとかいたらいいのに、とか思いますよね。
でもこの仲間、現生する生き物で探すと、似てる生き物がいないんですよ。クジラはでかくていいけど首がないし、アザラシやアシカ、オットセイも違う。我らが爬虫類は!?というと、ウミガメもあくまで「ウミガメ」であって恐竜っぽさとは違うし。なんかこう、首長竜いないかね!
と思いながらふと、我が家の水槽を覗いたら、いたんですよ。首長竜。いや、ジーベンロックナガクビガメ。
ハペ屋じゃない人には全然ぴんと来ない名前だと思いますので、軽く説明を。まず、世の中には「首がまっすぐ引っ込むカメ」と「首が横に折りたたまれるカメ」がいるんですな。首がまっすぐ引っ込むカメは、皆さんが想像する、いわゆるカメです。ミドリガメ的なやつね。首が横に折りたたまれるカメというのは日本に分布していないので想像が難しいんですが、首が長いやつが多いんです。ナガクビガメとかヘビクビガメの仲間では、甲羅の長さと同じくらいの長い首をもっています。この仲間の中で代表的なのが、ジーベンロックナガクビガメです。
基本的に水生のカメなので、ずっと泳いでいます。小さな個体はジタバタと落ち着きのない泳ぎ方ですが、大きくなると貫禄のあるゆったりとした動きになります。甲羅を持つ胴体の丸いフォルムも首長竜っぽくてシビレます。何よりも魅力的なのは、その首の長さ!ぜひ、水槽の下から見上げる角度で見てみてください。水中で頭上を通り過ぎる首長竜そのものですよ。
ただし!そんなジーベンの魅力を堪能したければ、できるだけ大きな水槽を用意しましょう。最低でも幅90センチ、奥行き45センチ、高さ45センチくらいはほしいですね。狭い水槽では自慢の長い首がガラス面に当たって台無しです。このサイズの水槽は正直いって引くほど巨大ですが、家で首長竜飼えるんだから我慢しましょう!

おススメ③ミズオオトカゲ

とにかく大きくなきゃイヤだ!
荒々しくなきゃイヤだ!
キケンじゃなきゃイヤだ!
そうじゃなくっちゃ恐竜じゃない!
そういう方には…しかたがない。禁断のハペをおススメするしかありませんな。というわけで、ミズオオトカゲを!…おススメしていいのかなぁ。
先に魅力をご紹介。全長2.5m。体重25kg。家庭で飼う爬虫類としてはケタ違いのサイズですよ。2.5mのトカゲといわれてもなかなかイメージが難しいと思いますが、たとえば、シングルサイズの敷布団を丸めてみましょう。もちろん、縦方向に。それに、頭と手足がくっついた、と思ってもらえれば、ボリューム感はわかると思います。何よりもその動き!オオトカゲは独特のゆったりとした動きをしつつ、いざという時には信じられないような瞬発力を見せますが、この雰囲気がまさに恐竜!そこにいるだけで「太古!」という感じがします。家がジュラ紀になりますぞ!手に入りやすい大型トカゲにグリーンイグアナがおりますが、大きさと恐竜らしさではミズオオトカゲに軍配が上がります。
手に入りやすいかどうか、で言っても、ミズオオトカゲはポイントが高いと思います。お値段的には決して手が届かないような金額ではないし、コンスタントにベビーが売られていて、その気になれば誰でも手に入れることができます。しかも、産地によってちょっとずつ色柄が違うので、好みの一頭をじっくり探す、なんてことも可能!
飼いにくいか、といわれれば、別にそういうこともございません。一般的な昼行性トカゲの飼育に必要な器具さえ揃えられれば、神経質でもなく体が弱いわけでもなく、すくすく育ってくれます。
でもね。
この数々の魅力が、すべて短所となってあなたに襲い掛かるのです。
とにかく大きいし力が強いので、市販のケージで飼育できるのは生後2年程度でしょう。ガラスを叩き割るなんて簡単です。となると、部屋に放し飼いになりますが、家具のすべてがなぎ倒され、カーテンは引きちぎられ、フローリングは傷だらけ。畳なんて穴があきます。これらのすべては悪意によるものではなく、ミズオオトカゲが普通に生活した結果です。本棚の隙間に入ろうとすれば本棚が倒れるし、カーテンを登ろうとすればカーテンがちぎれるし、ちょっと穴でも掘ろうとしたら床に穴が空いちゃいます。コンクリート打ちっぱなしの6畳くらいの部屋を丸ごと使えるならいいかもね。
肉食性なのでエサはマウスとかモルモットとか…。でも、食いたいだけ食わせるとデブ死するので、適度にエサを減らします。常に空腹になるくらいに。…腹をすかせた2.5mのオオトカゲと共存できますか?ちなみにワタクシ、マレーシアで野生のミズオオトカゲに素手で挑んだことがありますが、見事に逃げられました。とてもじゃないが、追いつきません。そんなのと一緒に暮らすのですぞ。あ、そうそう、よほど上手に付き合わない限り、馴れたりしません。ジュラシックワールドの「ブルー」みたいになったらいいな♪なんて期待は持たないように。自分の人生をすべて捧げてミズオオトカゲを飼いたい!という人にしかおススメできませんが、そういう人はミズオオトカゲが好きなのであって、もはや恐竜飼いたい!からは離れてるよなぁ…。

さすが映画になるだけあって、「恐竜を飼う」ってのはすごいハードルの高い趣味だってことがわかりました。それでも恐竜飼いたい人は…一緒にヤモリみて癒されましょ?

 

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