今現在「復縁したい」と思っている方、「復縁したい」と願いながら結局叶わなかった方。誰しも一度くらいは「復縁」にまつわる経験があるのではないでしょうか。
「復縁」を目指していた女性で、実際に「復縁」して交際が続いている、更に結婚まで至ったというケースは、残念ながら、かなりの少数です。
悲しいかな大方の女性が「復縁」叶わず、元彼とのご縁は跡形もなく消えてなくなっているのが現実です。
では、「復縁」が叶った女性とは、いったい、どんなタイプなのでしょうか。

復縁する女性には「母性」がある?

物事には限度があるので過剰なのは逆効果です。何から何まで面倒を見て「彼女」と言うより「お母さん」という存在。これはこれで上手くいっているカップルもありますが、ここで言う「母性」とは「お母さん」的な言動の事ではありません。
「母性」とは「自分より弱い者(物)を守ろうとする力」です。
男性は基本的に女性より腕力があります。よって物理的に「守る」対象ではないはずです。精神的な弱さのある男性であれば「お母さんのように甘やかす」のではなく、強くなってくれるよう「見守らなければ」なりません。
交際している時から彼女の事を「お母さん」と呼び、交際期間3年で結婚したのですが、子供が出来て奥様が本当の母親になると共に離婚したというご夫婦がおられます。ご主人は「僕の事をほったらかす」「子供の事ばかり」とおっしゃるのですが、それは本来母親になれば当たり前です。しかしこれは男性だけが悪い訳ではありません。「母性とは甘やかす事」と勘違いしていた女性の責任でもあります。
目に見える物ではなく分量を量る事もできない「母性」という女性の内面的魅力は意外に厄介です。

結婚を前提とした交際中の彼女がいるという男性が、こんな不安を口にされました。
「自分では子供が好きだって言うのですよ。でも本当かなって思う時があるのです。母性って目に見えないし見極めるのは難しいですよね」。
 結婚を意識しながらも今ひとつ踏みきれない。「この女性で間違いない」と言う確証が欲しい。そうおっしゃる男性に、何度かこんな提案をした事があります。「観葉植物を贈ってみて。高価なバッグやアクセサリーも良いけれど、誕生日や記念日に鉢植えの植物を贈ってみましょう」と。
 時が来れば必ず枯れて捨てる事になる生花ではなく、かといって年がら年中ほったらかしていても逞しく生き続けるサボテンのような植物でもなく、何日かに一度は水遣りが必要で、時には陽光にあて無駄な葉を取り除き、丁寧に手入れする事で美しく成長するような、例えば「パキラ」「ベンジャミン」。季節が来れば花を咲かせる「蘭」や「シクラメン」なら、より分かりやすいです。
 そして時々、訊ねてみましょう。「この間の鉢植え、どうなっている?」
贈って1~2カ月もせずして「あれね。枯れちゃったよ」とあっけらかんとしている女性なら、結婚については、もう少し慎重に見極めてからでも遅くないのではないでしょうか。捨てた、どこに行ったか不明などは論外です。
 逆にこちらが訊ねる前に自分の方から「葉が双葉に成長したよ」「蕾が付き始めたよ」等と、嬉しそうに報告してくるような女性なら、多少器量が悪かろうとスタイルがどうであろうと絶対に手放してはなりません。「その人は貴方を幸せにしてくれる」。
少しばかり辛辣な言い方をさせて頂けば、観葉植物ひとつ、まして大切な人から贈られた命ある物を、大事に育てられない女性に慈しみの念があろうはずがありません。
 これだけが全てではありませんが、「自分より弱い物を守ろうとする心」は観葉植物ひとつにも顕れるのです。

「些細な喧嘩で別れたけど、やっぱり優しい子だった」「つい他の女性に気移りして別れたけど、気立ての良い子だった」等、復縁した女性は皆「優しさ、穏やかさ、暖かさ」これに付随した「強さ、逞しさ」を持っています。つまるところ「母性的」なのです。
今復縁を願っている方。是非自分の内面にある「母性」と向き合ってみて下さい。「母性」は自分の心の持ち方ひとつで良くも悪くも変化します。「良性」に育つか、「悪性」に育つか、全ては貴方次第です。

潔い別れ方をした女性は復縁率が高い?

たった一人の人と縁を持ち「交際する」「結婚する」というのは二人で一枚の「ガラス窓」を共有するようなものです。
出会った頃、つまりガラス窓を購入したての頃は傷一つなく見晴らしも良好です。やがてお互いの短所を知り、嫌悪したり妥協したり受け入れたりするのは、手垢やチリ埃にまみれたガラスを磨いて良好な状態を保つよう努力するのに似ています。喧嘩する度にガラスには傷が付くでしょう。別れる別れないの大波乱が起こればガラスにはヒビが入ると思います。それでも嵐が過ぎ去れば、またお互いを尊重しあい、ガラスのヒビに二人でガムテープを貼って補強しながら「大丈夫、まだまだ使える」などと笑いあう。長年連れ添うご夫婦のガラス窓とは、こう言う物だと思います。

ところが、復縁できないと嘆く女性の殆どは「自らの手でガラスを粉々に叩き壊す」ような言動をとっています。恋人から別れを切り出された時、そして別れた後、往々にして自ら縁を断ち切る行動を起こしてしまっているのです。
別れ話の際「あんな事もしてあげた。こんな事もしてあげた。」と号泣するのは彼を困らせこそすれ別れを翻意させる効果は皆無でしょう。延々と恨み節を聞かされるのは殆ど拷問です。まして別れた後も、メールやラインで「復縁したい」と迫られるのは、何度も続けば恐怖です。
相手が別れを決意した時点でガラスには大きな亀裂が入っています。何もせず、そっとしておけば良いものを、あれこれ刺激を与えて傷を広げ、ついに「修復不可能な状態=粉々に割れた状態」にしてしまうのです。こうなっては、もう磨く事もガムテープを貼る事もできません。

一方、真逆の行動をとった女性はどうでしょう。
元彼の方から再コンタクトして来たと言う女性は、別れて以降一度も自分からは連絡をしていませんでした。また別の女性は、仕事上どうしても元カレに電話せねばならず、1年ぶりに連絡したのがきっかけで復縁したといます。更にこうした女性の別れ際の様子を聞いたところ、「元気でね」「これからも仕事がんばって」、中には「次の彼女とは上手く行くと良いね」などと涙ぐましい言葉を残して去った女性もいました。つまり「潔く別れている」のです。

人間、勝手なもので、自分の方から別れを切り出しておきながら、あっさり承諾されると「少しは未練を見せろよ」「一回くらい断れよ」などと都合の良い事を考えたりします。去り際が美しければ美しい程、心が残ります。事実、あまりに別れ話がスムーズで本当に別れて正解だったのか分からなくなってきた、と相談してきた男性もいます。
「別れ話」の時点で二人のガラス窓が全壊している訳ではありません。もう一度、二人でテープを貼って共に景色を眺める日が来るか、根こそぎ砕けてしまうか、それは貴女次第かもしれません。

つまるところ「復縁」とは

つまるところ「復縁」とは、「全ての恋愛行動の中で最もエネルギーを消耗する」作業に他ならないのです。この時間と労力を新しい出会いに使った方が、余程幸せへの近道なのにと思うケースが非常に多いです。
作家・夢枕獏さんの代表作に「陰陽師」という小説があります。狂言師・野村萬斎さん主演で映画化され、フィギュアスケーター羽生結弦選手が「SEIMEI」の楽曲に乗せて「安倍晴明」を演じ世界的に認知されるところとなりました。
 晴明の時代、平安の昔も復縁を望む女性は絶えなかったようです。自分の元を去った恋人との復縁を切望する貴族の姫君は、あらゆる神社仏閣に詣で、毎夜一晩中「祝詞」をあげ、それでも返って来ないと知ると藁人形を作って恋人を呪い、結果、姫君自身が怨霊に取り憑かれ狂人となってしまいます。姫君の父は姫の身体から怨霊を追い出してくれるよう晴明に依頼しました。晴明の祈祷によって浄化され天に還って行く怨霊。それを見上げる晴明に夢枕獏さんは、こんなセリフを言わせています。
「いったん壊れた縁は、もう元には戻らぬ、元には戻らんのだよ」

 「壊れた縁」を元に戻す事は、もう不可能です。しかしながら「壊れかけの縁」であれば、その限りではありません。復縁を望む時、まず一旦立ち止まって思い返してみましょう。
 貴女は彼にとって「母性的」な女性でしたか?
 別れ際、別れた後、彼に嫌な印象を残す言動を取っていませんか?
「大丈夫。まだまだ、このガラス窓は嵐に耐えられる。」
そう確信できた時にこそ、人生の大切な時間を復縁の為に使って下さい。