こんにちは、旅のことしかろくに考えない院生ライターのkinpirafishです。旅行関連のブログやメディア、その他記事などを目にするとだいたいの場合は旅をした後のものが殆どですし、旅する前から目的地のことを書くなんてそもそも無茶な話です。ところが私はこれからなんとまだこれから行く旅のことについて紹介してしまいます。結論から述べると韓国旅行がこれまでにはなかったほどコスパがよくなっているんです(笑)。
目を疑うルート
次回で人生4回目、今年2回目の韓国行になる筆者ですが今回は何をどうすればこのようなとんでもないルートにすることができるのかというような経路に仕上がりました。今回の韓国旅行、なんと5か所の空港を5泊6日の日程で利用するのですが実際に飛行機に乗るのは3回だけです。それでは地図を交えて解説しましょう。
東京から韓国は便数が多い上に選択肢も多いですがなんと韓国に行くのに日本の国内線でスタートするという衝撃的な展開です(笑)。ここで使うのは日本航空JL321便で福岡空港には16時ちょうどに到着する予定です。この時点で頭が狂ってる感が出てますが実はこの国内線ルートこそが実は今回の旅の大きなカギを握っていたりもするのですがそれは次項でくわしく述べます。
福岡空港からは19時50分発の韓国LCCのTway航空TW234便大邱行を利用します。先ほどの国内線で16時着を選んだのは17時50分には始まるであろうチェックインに余裕をもたせるためです。福岡から韓国第3の都市である大邱まではあっというまで、所要時間は1時間10分、すなわち21時ちょうどには到着です。福岡から東京に行くより近いではありませんか(笑)。
そしてこの便、本当に財布に優しい便なんです(笑)。
日本への帰路は釜山からになります。なお、参考までに大邱から釜山までの移動にかかる費用は1000円もしくはそれ未満とかなりお安いです。
さて、話を戻しますと釜山発成田行のそのフライトで使うのはなんと日本航空です。以前なら国際線で利用するとかなり高くなりがちだったので敬遠していたのですが今回ばかりは事情が違います。それについては第4項でくわしく解説します。なお、この便では釜山を午前7時40分に出発して成田空港には午前9時45分に到着するというようなものになります。
何故福岡を経由しちゃう?
普通に購入すると先述したルートでは高いはずです。しかも筆者は実施するわずか1週間前のタイミングで購入しているので本来なら笑えない額になるはずなのですがそれを克服するために貯まっていたあるものを使いました。「マイル」です。JALのマイルが貯まっていたのでそれを特典航空券に変えたのでこの区間については1円たりとも払っていません。このように特典航空券と組み合わせることで東京発よりもかなり安くなっていた福岡発でまた別に航空券を買うことでかなり節約できました。なるほど、特典航空券と組み合わせると後は一番安い発着空港を選んでそこを出発する便を選んで行くということもできるわけですね。
大邱発着のコスパは最強(笑)
韓国第3の都市である大邱から就航している日本路線というのは意外に多いもので成田の他に福岡、鹿児島などにも就航路線を持ちます。大邱は知名度こそまだ低い場所ではありますが実は韓国でコスパが最強な場所ともいえるでしょう。
まず、大邱発着の航空券は顎が外れるほど安いことが多いです。以前は務安が最安値だったことが多かったですが日韓関係がこじれて務安路線は殆どが休止に追い込まれており、結果として大邱発着が最安値になることが多くなった次第です。しかも日韓関係がこじれてさらに値崩れを起こしているというわけです。
大邱発着は以前に、それも日韓関係がこじれる寸前に成田から往復で利用したことがあるのですがその時は往復ちょうど1万円で、同じ時期のソウル行と1万円も違いました。そして今回の福岡―大邱はというとなんと片道たったの2000円弱です(笑)。ここまでくると福岡から鹿児島までの高速バスよりもさらに安いという恐ろしい安値ですし、成田からソウルか釜山まで直接飛ぶよりも1万円前後違います。特に釜山については大邱から陸路で1000円前後なので大邱着にするのも悪くはないでしょう。
航空券以外でも大邱空港はコスパがよく、極めつけは市街地にとても近いところです。しかも韓国はタクシーが安いので1000円も払わずに市内中心部に20分以内で辿り着きます。
釜山発のJALもついに….
航空券を手配していて最も衝撃的だったのが帰りの釜山発のフライトをスカイスキャナーで探していたときでした。安い順で並べ変えると上位にLCCのエアプサンがありましたがそこにさらに普段は高くて上位にいるはずのない航空会社が入っていました。まさかこともあろうにここで日本航空がヒットするとは夢にも思いませんでしたね。
値段はどうでしょう。エアプサンは午前8時発で8000円でしたが日本航空はというと午前7時40分発でエアプサンとの値段の違いはなんとたったの1000円の9000円でした(笑)。チェジュ航空などの他のLCCの方が日本航空より高くなっているなんてアンビリーバブルな状況ですし、筆者の個人旅行で日本航空の国際線を使うなんて人生でようやく2度目というほどなので衝撃以外に言葉がみつかりません(笑)。
釜山発の朝便は要注意!
航空券を買ってお得感を満喫した後にふと思ったことが釜山の空港はどこにあるのかということでした。大邱は市街地から近いのに対してソウルの場合、とりわけ仁川の場合はそもそもソウルではなくそこから1時間近く離れた仁川という都市にあるので東京都内―成田のような遠さです。そして釜山はというとこれが地図を見て一瞬背筋が凍りました。釜山は南北に長く、空港はそのほぼ北端に隣接する金海市にあります。つまり中心部からは遠いです(笑)。
そしてフライトが7時台だと午前5時を目途に空港に着きたいところなのですがメトロの始発では早くて午前6時前後なので微妙なところです。空港リムジンバスもありますが停車数が多いので時間がなかなか読めません。ということで筆者は何をするかというと空港からほど近いクポ(亀浦)に宿をとりました。中心部まではメトロで繋がっているのでまあいいかという次第です。
おわりに
航空券代は釜山から日本航空を使っているのにも関わらず合計1万1000円前後という特典航空券を組み合わせて実現した衝撃的な安さになりましたが釜山からの帰路は寝坊に気を付けないと水泡に帰してしまうのでそこには気を付けます(笑)。