ブダペストを昼に出発して北京時間の早朝に到着、時差ボケを克服できぬままハンガリー時間で深夜の状態のまま福岡行に搭乗するまでの5時間はとてつもなく長く感じられたものです。幸いにも機内で隣に座っていた方と仲良くなり、その方も目的地こそ違えど同じターミナルで長時間待つことになっていたのでコーヒーを片手に話し込んで暇をつぶすのでした。それにしてももし初めての中国東方航空でのフライトが今回扱うMU519便でなくてよかったと思ってしまう筆者でした。
上海の早朝トランジットは一瞬(笑)
FM870/MU870便でも述べましたが上海(浦東)での国際線から国際線へのトランジットは想像以上に一瞬で終わります(笑)。それもそのはず、そもそも利用者があまりにも少ないのです。おかげさまで30分ほどで完了した筆者でしたが残る4時間半がとにかく退屈です(笑)。店もあまり開いていないのでなおのことすることがありませんでした。レンタルしたWIFIにVPNサービスも組み込んで正解だと感じた筆者でしたが幸いにも冒頭で述べたように話し込むことになったので思っていたほど暇にはならなくてよかったものです。下の写真を見ていただければわかりますが午前6時前から7時にかけてはこのように人が殆どいないのでほぼ貸し切りに誓い状態になります。幸いにもスターバックスは一応24時間のようではあるのですが早朝はしばらく店員がいない時間帯があるので油断禁物です。
MU519便
中国東方航空MU519便は上海(浦東)を午前10時05分に出発して福岡には午後1時台に到着します。使用機材はボーイング737-800の小型機材で、飛行時間は2時間と東京―那覇より時間がかからないです。上海―福岡は1日1往復ですが上海以外でも青島から中国東方航空の乗り入れがあります。
中国らしいデザインの旧型機材
上海浦東国際空港で日本行で東京・関空以外となると殆どは沖止めになっているのでバス移動を伴います。その沖止めされている場所がこともあろうにかなりサテライトターミナル寄りの場所にあるので第1ターミナルのメインターミナルからはとてつもなくとまでは言いませんがとにかく遠いです(笑)。ですのでこのようなパターンだと1時間前の時点で搭乗案内が始まります。
羽田から利用した際の記事をご覧になった方なら恐らく違和感を感じている方が多いことと思います。確かに後部のフラッグの部分にロゴがあっただけでしたからね。それが今回利用する機材は一昔前の塗装を施されたもので、ある種定番とも言われた塗り方です。中国南方航空も青ベースですが機首部分を中心にこれとデザインはとてもよく似ています。
今度は機体中央部から見えにくいですがフラッグにかけての部分です。今の世代の機材ではこのような帯は施されておらず、この旧型デザインはごく一部のボーイング737型機かエアバスのA320かA319クラスの機材にしか施されていないので見納めは近いと見ていいでしょう。それでは機内はどうなっているのでしょう?
羽田発のボーイング777型機や上海航空ボーイング787型機では茶色?ベースの落ち着きのあるシートデザインになっていましたがこちらはというとまさに「the一昔前の飛行機」と言った具合です。青い座席を見たときの驚きもありましたけど極めつけはそろそろ寿命が近そうなシートテーブルですね(笑)。これは楽しいフライトになりそうな予感しかしないです。あ、そうでもないですか?
筆者の座席は翼にかなり近いやや後方よりの窓際席でした。ウィングレットには中国東方航空のロゴがありますがここも塗られ方と言いますか、やはり今の世代の機材とはやや異なるものがりました。それにしても窓もあまりきれいではないですが時差ボケでいよいよ睡魔に負けんとしていた筆者は離陸している間に気が付けば夢の世界に浸っていました(笑)。
目を疑った機内食(笑)
空港での長い待ち時間の間はventiサイズのヘーゼルナッツラテ(これ日本のスターバックスにはなくて中国にはあるメニューなんです)を1杯飲んだだけなのでさすがに空腹です。評判がどうであろうと機内食は筆者の楽しみのひとつです。さて、どんな機内食が出るかと思えば…
某ハンバーガーチェーンのような紙袋に入っているようなのですが触ってみると目が覚めるほどの冷たさです(笑)。そして恐怖を感じながら開ければ中に入っていたのはバナナと菓子パン2つでした。軽食という扱いのようなのですが所要時間が2時間を通りこして1時間半の中国国際航空の大連福岡線ではしっかり温かい機内食が提供されているだけに差を感じずにはいられないひとときでした。これほどまで首をかしげる機内食は初めてです(笑)。ちなみに残りは着陸後に食べようものなら税関でしっかり没収されます。
おわりに
旧型デザインには確かに興奮した筆者ではありましたがいざ実際に乗ってみるとなると特に機内食で衝撃のあまりに時差ボケ状態なのに眠けが一気に覚めるという有様でした(笑)。そこで疑問になるのが逆に福岡から上海へ行くときの機内食はどうなっているのだろうというところですね。これが実は温かったりしたら見直しますが果たしてどうなのでしょう?