ちょっとだけ、東洋の理論をかじってみましょう!

みなさんは、陰陽五行説という理論を聞いたことがありますか?

五行とは木・火・土・金・水の5つの原素のことです。陰陽五行説は、日本において国家の制度や祭政に影響を与え、長い間、日本の文化の基盤でありました。

しかし、これらに科学的な根拠がないとして明治政府は陰陽五行説を「迷信」としてしまったのです。西洋のモノを採り入れ、アジア的なモノを排除していった明治政府は、医療分野でも西洋医学を奨励し、その後、東洋医学は衰退に向かいます。

陰陽五行説は「宇宙の理(ことわり)」を表しています。

西洋占星術で重要となる概念に四大エレメントと呼ばれるものが存在します。これは、陰陽五行説と似た概念で、性質を地球という惑星上の要素に例えて分類しようとする考え方です。

西洋占星術で使用される要素は、火・水・風・土の4つです。

みなさんお馴染みの12星座占いでは、みなさんが生まれた時に天空の星が何処に位置していたかで占おうとするものです。

そして、1番大事なのは太陽星座ですが、12星座を火・水・風・土の4つのエレメントに分類できるのです。性質が似ている3つの星座ずつ、4つのカテゴリーにまとめられるのです。自分の太陽星座は天文歴を見なくても、皆さん知っていると思います。

簡単に相性占いをしてみましょう!必要な個人情報は生年月日です!!

火のエレメント

火とは、燃えるような炎をイメージするように、情熱を持って生きようとする性質があります。火のエレメントの星座は、おひつじ座・しし座・いて座です。

水のエレメント

水とは、形を持たず流れていくもの、つまり感情などを大切にする性質を持っています。
水のエレメントの星座は、かに座・さそり座・うお座です。

風のエレメント

風とは、流れる空気をイメージするように、知識や情報を得て伝えることを得意とする性質を持っています。風のエレメントの星座は、ふたご座・てんびん座・みずがめ座です。

地のエレメント

地とは、ゆるがない大地のように、現実を見つめ安定を求める性質を持っています。
地のエレメントの星座は、おうし座・おとめ座・やぎ座です。

この同じカテゴリーの人達は、相性がバツグンによいと言われています。

それでは次に、ちょっとだけ相性の合わない12星座の分け方をご紹介します。
まず、12星座を活動星座・不動星座・柔軟星座の3種類のカテゴリーに分類します。

活動星座は、おひつじ座・かに座・てんびん座・やぎ座の4星座です。
不動星座は、おうし座・しし座・さそり座・みずがめ座の4星座です。
柔軟星座は、ふたご座・おとめ座・いて座・うお座の4星座です。

この3つに分けられた、それぞれ4つの星座は行動パターンが似た者同士で、衝突する可能性がでてくると言われています。ちなみに、この3つのグループが、それぞれチームを組んで作業すると前に進まないそうです。

活動星座の4人は自分が音頭をとりたがり、不動星座の4人は誰も動かず、柔軟星座の4人はお互いの表情を読みすぎるとのことです。

ちょっとだけ応用編!星座早見表を使って占ってみましょう!!

自分の太陽星座が大人しい性格と診断されるけれど、友達からは活動的だよね、と言われている。または、反対に静かなのが好きなのに自分の太陽星座が活発な性格と出る。西洋占星術は当たらないのかな?と、思われている方に、星座早見表を使って活発なタイプか静かなタイプか判断してみましょう。

この診断方法は、太陽のほかに水星・火星・月・木星・土星・天王星・海王星・冥王星がどの星座に位置するかを調べて判断します。

9つの星が、それぞれプラスの星座かマイナスの星座か、その数で多い方が自分の性質です。
プラスの星座は、おひつじ座・ふたご座・しし座・てんびん座・いて座・みずがめ座の6つの星座です。
マイナスの星座は、おうし座・かに座・おとめ座・さそり座・やぎ座・うお座の6つの星座です。

家庭にあるもので、手軽に易に挑戦してみましょう!

「易」という漢字を目にしたことがあると思います。これは、日と月から成り立っているという説と、トカゲの意味の象形文字であるという説と2つあるのです。前者を日月説、後者をセキエキ説といいます。日月説は、日を陽とし月を陰としたもので、宇宙の様々な現象には陽と陰の2つの原理が在るとするものです。セキエキ説は体の色が変化するトカゲに宇宙の根本原理を見いだしているとするものです。

易には2種類あり、周易と断易というものです。

易は古代中国の思想哲学です。易と五行思想をあわせて陰陽五行説として成立したのです。陰陽五行説は占術としてだけでなく、道徳や宗教の基盤となっています。そこから、かの有名な孔子様が儒教を成立させ、道教という教えも陰陽五行説から興りました。

「当たるも八卦当たらぬも八卦」という、ことわざがあります。この八卦は、易の用語からきています。陰と陽の2つをコインの表と裏と決めて投げてみます。すると、表と裏のどちらかが必ず出ますよね?
1回目が表か裏です。2回目も表か裏が出ます。1回目と2回目で、4通りの組み合わせが考えられます。学生の頃、数学で勉強した樹形図のようにイメージするとわかりやすいと思います。

2通り×2通り×2通り=8通り、です。これが八卦です。
さらに、続けてコインを投げてみます。
全部で、2通り×2通り×2通り×2通り×2通り×2通り=64通り、です。これが六十四卦となります。
断易の結果は表となって記してあります。つまり簡単に言いますと、結果が64通り存在することとなります。

まとめ

西洋占星術と天文学は古代において区別されていない、ひとつの学問でした。西洋占星術の火・地・風・水の4つのエレメントも、五行思想の木・火・土・金・水の5つの原素も何かしら神秘なものを感じさせ、私たちが宇宙の一部であり私たちの運命が宇宙の影響を受けていることを認識させてくれると思います。

易の結果をノートに記し持ち歩き、何か占いたいときに10円玉コインをお財布から取り出しコイン・トスをしてみて64卦のどれになるか見てみる。

相性占いをドキドキしながらしてみる。

どれもこれも素敵ですね。占いを日常に取り入れて、宇宙から祝福をもらいましょう!