お見合いに関するドラマや書籍って、沢山ありますよね?
自分がまだお見合いに興味のない時に見るのと、いざ自分がお見合いに参加している時に見るのでは
感じ方も全然違ってくると思います。
特にお見合いを題材とした漫画は、とても読みやすいです。情景もや心情が絵で描かれているので、普段、漫画を読まない方もついつい集中して読み進められるでしょう。
さて、ここでは漫画に描かれていそうな「お見合いあるある」をご紹介致します。
主人公がイケメンのお見合い相手と出会う
年齢は30代後半~の女性です。仕事一筋で、いつの間にか恋愛とは無縁の家と会社を往復する毎日を送っている。特におしゃれには気を遣わず、最低限のメイクと決まった服装で日々過ごしている。
テレビの特集を見て自分が今置かれている状況を改めて把握し、このまま一人で生きてゆくゆくは孤独死を迎えるかもしれない状況に驚愕する。
親戚のツテでお見合いを試みてはみるものの、全敗。焦って結婚相談所に登録し、婚活イベントに参加するがコミュ症チックな状態で気軽に会話も出来ない。
ここでお見合い形式の一対一なら大丈夫かもしれないと思い、失敗を繰り返しながら数をこなしていく。
ようやく、にこやかな笑顔を醸し出せる状態になった時、思いもよらないイケメンとのお見合いがセッティングされ良い雰囲気になる。
なんて具合に、最終的には主人公が幸せを掴みとれるようなニュアンスで漫画が終わる!的な状況でしょうか。
あまりパットしない主人公が願ってもないイケメンと良い雰囲気になるようなストーリーは、あるあるですよね。
お見合いの席での流れ
初めましての挨拶で、相手との未来を瞬時に見極める。
挨拶もそこそこに、お茶を飲みながらお互いのプロフィールを参考にして趣味や仕事、理想の家庭像を話し合う。
一通り会話が終わると、どちらかが「ナシだな」と判断した際、もう特に話す事もないので沈黙の時間が流れる。
沈黙したまま時間まで過ごすか、早々にお開きにしてしまうか…。取り合えず、最後まで大人の対応を心掛けてどうでもいい話題を振ってみる。
ただ、ここでKYな相手だとどんなに頑張っても「あぁ、はい」「あ~そうですか」と心許ない返答しか得られず、かなり気まずい思いをする。
無駄足だった事を後悔しながら、次のお見合いは絶対に成功させるぞ!という闘志を密かに燃やしている。
プロフィールを事前に確認していても、やはり実際に会ってみると想像していた感じとかけ離れているなんて事はザラですよね。
たった一度のお見合いで成功する人の割合はとても低いのが現実なのかも。
夢見る夢子さん
相手に多くを求め過ぎる傾向のある方にありがちなパターンです。
高学歴・高収入・高身長の3高以上に求める条件が多いので、何度お見合いをセッティングしてもらっても成果がなかなかでないタイプです。
この3高の条件を満たしている人って、結構少ないです。そんなにいい男なら、言うまでもありませんが他の女性が放っておくわけがありません。
ご存知の通り、良い物件はさっさと売れてしまうのです。
ここまででも篩にかけられて残った男性は少数なのに、ここにまだ追い打ちをかけるかのように条件を追加します。
絶対に長男は嫌!次男か三男、それ以降で。実家は遠い人がいい!家事育児には積極的に参加する人、いや絶対に分担してくれる人募集!
妻に多くを求めない、友人とショッピングに行ったりランチをするのに嫌な顔をしない人。などなど
…
基本的に自分は絶対、専業主婦になりたい。旦那さんの稼ぎでのんびり暮らしたいと願っています。旦那さんと力を合わせて生きていくタイプではなさそうです。
スーパーアドバイザーによって劇的に変身する
お見合い失敗率100パーセントを誇るダメダメな主人公が、やけになって別のお見合い相談所に登録したら成婚率ナンバー1のやり手スーパーアドバイザーによって幸せを掴む物語りです。
最初は全然冴えなくて見た目にも残念さが醸し出ているけど、自分で幸せを手にするまでのストーリ仕立てになっています。
まずは好印象を抱かせるファッションのコーディネートや、髪型にメイクまでも見た目の全てを変身させる事で自分に自信を持っていきます。
外見を磨いたことで、自分がこんな風に素敵に変身できるなんて夢みたい!と鏡に映った自分の姿に驚きを隠せません。
ところが、見た目は変わっても内面も同時に変化するなんて訳もなく…ここからもスーパーバイザーの手腕が発揮されます。
まずはその、やたらと人見知りする自分に自信のない部分を変えるべきと、人とコミュニケーション取る方法を伝授されます。どんな失敗にもクヨクヨしない、容姿が悪いからとか自分はダメだからというネガティブな気持ちを捨て去るようアドバイス通りに奔走します。
やがて内面も磨かれ自分に自信がついた頃、お見合いですぐに断られることはなくなり沢山の人からアプローチを受けるようになりました。
泣いてスーパーバイザーの手を取り感謝の言葉を述べるのです。
騙された形でお見合いに参戦
姉に「ちょとお願いがあるんだけど…」と言われ取り合えず向かってみた先で驚愕の事実が告げられる展開に!
待ち合わせ場所に着いたことを告げると、待ってましたと言わんばかりに鳴り出す着信音。もしもし…と言う言葉を遮るように焦った様子で電話越しに「ごめん!私の代わりにお見合いに行って欲しいの」とまさかの身代わり?
何がなんだかわからないけど、取り合えずお見合いに行ってみたら相手は超絶イケメン!お見合いなら顔写真も見てるはずなのに…どうしてこんな優良物件を私に託してきたのか、姉には決して別れられない最愛の恋人がいたのです。
家の事情で言わば政略結婚をさせられる事となり…悩んだ挙句、妹が身代わりとなったのです。最初は断ればいい話と軽い気持ちだったけれど、大好きな姉の恋は応援したい!両親も助けてあげたいと悩んだ末、お見合いが上手くいくようにいつしか奮闘するのです。
とは言っても、相手も実は様々な悩みを抱えていてすんなりとお見合いが進む訳でもないのです。次々に明らかになるお互いの苦悩で気づけば相手をもっと理解したい気持ちが募り、政略結婚だから愛のない結婚生活が待ち構えているのだと思っていたのに次第に引かれあう二人なのでした。
家の事情でお見合いをさせられる、昔は多かったイメージですが今あるのでしょう。大好きな両親のを助けたい気持ち、とてもけなげに感じられます。でも、相手が冷酷非道だったり勘弁してよと言いたくなるほど容姿が残念な場合もあるでしょう。
自分を犠牲にしてまで結婚しなくてはいけないけど、運が良ければいい人と巡り合えるかもしれないですね。
お見合いには、様々なストーリーが空ると思います。そのストーリーには、当然上手くいく場合あれば、残念な結果に繋がる時もあります。
共通して言えることは、自分がそのストーリーの主人公であるということです。誰かにセッティングされたお見合いでも、主人公はあなた自身です。自分自身が幸せになるにはどう攻めていけばいいのか、攻略方法を学ぶチャンスとも言えます。一度のお見合いで成功するのは、まさにほんの一握りの可能性が高いでしょう。
お見合い漫画の世界は、ありきたりの幻想とは思わずに是非参考にしてみて下さいね。