カップルの別れ話をしっかり冷静にしていくためには、場所にはこだわる必要があります。
泣いてしまうかもしれないことや、話し合いが長引くかもしれないことを気にして、どちらかの家で別れ話をする人は多いでしょう。ですが家で別れ話をすることは、お互いにメリットになることとデメリットになることがそれぞれあるため、本当に自宅で良いのかよく考えることは必要です。
そこで今回は、別れ話を家でするメリットやデメリットについて考えつつ、ベストな場所をご紹介していきます。
別れ話を家でするメリットとは?
まずはメリットについて見ておきましょう。
話し合いが長引いても自宅なら困らない
まず、冒頭でもお伝えしたように、話し合いが長引いても自宅ならそこまで問題にならないという点がメリットとして挙げられるでしょう。
今まで付き合ってきた恋人同士の別れ話ですから、数十分ほどの簡単な話で終わらないことはほとんどです。別れよう→うん分かった、と話がすんなり進むことはあまりないでしょう。ほぼ一日かけて話をし、ようやく話がまとまった……というカップルも少なくありません。
だからこそ話を長々としても困らないような場所を選びたくなるのは、頷ける話です。そんなとき確かに場所として便利なのは、どちらかの家になります。
感情を乱しても恥ずかしくない
二つ目のメリットは、怒ったり泣いたりなど感情を乱しても、誰かの目を気にしなくて済むということです。
外出先で感情をあらわにし、怒ったり泣いたりするのはさすがに心理的にためらわれます。そもそも周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれませんし、何より自分自身が恥ずかしいでしょう。
しかし家での話を進めるなら、途中で感情を乱しても周りからどう見られているか気にする必要はありません。自宅の部屋の中なら第三者はいませんから、人目を気にせずに感情を出して話をすることができます。
最後の話し合いですから、抑えている感情は我慢せずに言いたいことを言いたいという気持ちもありますよね。家での別れ話なら、そんなメリットを感じられるはずです。
人目が気にならないので話し合いに集中できる
人目が気にならなければ、話し合いにもしっかり集中できるでしょう。
普通の人よりも、人一倍周りの目を気にするタイプの人や神経質の人などは、外で会話をして誰かに内容を聞かれているのがどうしても気になってしまう……という場合もあるでしょう。
別れ話なんてかなりのプライベートな内容ですし、「もし誰かに聞かれていたら……」と思うと気が気ではない心理もあります。とても話し合いに集中することなんてできないでしょう。
ですが家で別れ話をすれば、そんな人目を気にする心理・集中できない心理とは無縁になります。周りの目をすぐに気にしてしまうタイプの人は、しっかり話し合いに集中するためにも、外よりも自宅で話をするべきなのかもしれません。
別れ話を家でするデメリットとは?
では次に、別れ話を家でするデメリットについて考えてみたいと思います。
人目を気にしないからこそ冷静さを失ってしまう
自宅で話し合いをすれば、確かに人目が気にならないからこそ会話には集中できるかもしれません。
しかし冷静さを失ってしまうことは、デメリットとして考えなければいけない点です。
泣いてしまうこと、怒ること、放心してしまうことなどは、確かに別れ話をしている最中ならありがちなことでしょう。ですが感情のままに話をしていたら、なかなか話したいこともまとまっていきませんよね。
自分が別れを切り出す場合、もし相手に泣きつかれたりでもしたら、正直相手に同情してしまう心理も生まれます。やっぱり別れない方が良いのかも……なんて後ろ髪を引かれる思いになり、せっかく別れると決意した気持ちも揺らいでしまうでしょう。
そんな冷静さを失ってしまうことは、家で別れ話をする大きなデメリットになります。落ち着いて話すために、あえて外で別れ話をするというカップルはたくさんいます。
グダグダ長引いてまとまらなくなる
別れ話には確かにある程度時間がかかりますが、必要以上に長引かせるのは得策ではありません。
別れたい、別れたくない……で話がまとまらず、いつまでもグダグダと話を続けるばかりでは結局いつになっても終わりがきません。その結果、言いたいことを言えず、相手に流されて別れることができなかった……なんてことになるのもありがちなことです。
ですが外で話をするなら、お店の閉店時間など、自分たちの気持ち以外のタイミングで話に区切りをつけることができます。もし話し合いに何日かかかったとしても、グダグダな話し合いになることはないでしょう。
家以外のおすすめの別れ話をする場所とは?
別れ話を自宅ですることには、メリット・デメリットがそれぞれあります。特に流されやすい人や感情を見出しやすい人などは、家での別れ話は避けた方が賢明かもしれません。
ではそれなら、どのような場所だと別れ話はうまくまとまりやすいのでしょうか?
家以外のおすすめの場所について、最後に見ていきたいと思います。
カフェやレストランなどの飲食店
一番良いのは、カフェやレストランなどの飲食店です。なるべく長居しやすい場所を選ぶと良いでしょう。
落ち着いた雰囲気の飲食店なら話にも集中しやすいですし、ちょうど良く人目も気になるからこそ冷静さを失うようなことにはならないでしょう。
もし自分から別れ話を切り出すのなら、なるべくあらかじめ話しやすい飲食店をチョイスしておくことが大切です。初めて入るお店だと、混雑具合やにぎやかさが分かりませんので、いざ入ってみて失敗する恐れがあります。
人がいる公園
人のいる公園を選んで別れ話をするのもおすすめです。公園ならある程度長くいられますし、春や秋などの過ごしやすい季節なら外で長く話していても気温は気になりません。
また、外で話をしたいけど、やっぱり飲食店で長々別れ話をするのは気が引ける……という人にも公園はおすすめです。
ちなみに公演は、場所によって人がいるかいないかがかなり変わってくるのでこの点には注意しておきたいところです。ある程度人がいてにぎわっている公園なら、外で話し合いをしている空気になりますが、あまりにも誰もいない公園だと、実質的には家で話をしているのと同じことになってしまいます。
車の中
プライベート感も保ちつつ、でも家よりは外の方が良い……という人には車の中での話し合いがおすすめです。
家で別れ話をするときに避けたいのは、話がこじれることによって起こるトラブルです。相手からひどい暴言を吐かれたり、場合によっては手をあげられたり……なんてトラブルもなくはありません。実際、別れ話のもつれから警察沙汰になっていることは、ニュースなどでもたまに見かけますよね。
そんなトラブルを避けるためにも、外で話をすることは大切になります。そんなとき車の中なら、何かあってもすぐに車から外に出ることでトラブルを回避できます。
まとめ
今回は、別れ話を自宅ですることのメリットやデメリットについてご紹介してきました。そのうえでベストな別れ話の場所についても解説してきましたが、いかがでしたか?
別れ話といえば家でするものという認識があった人も多いかもしれません。しかし冷静に話を進めていくなら、家以外の場所を見つけることも時には必要になります。
ぜひ後悔しない別れ話の場所を見つけたうえで、落ち着いて言いたいことを伝え、なるべくならお互いの幸せを願ったうえで円満に別れたいですね。