30代に突入すると、ある程度自分の興味の矛先が定まってくるもの。趣味や仕事で忙しい毎日を過ごしている人も多いでしょう。
とくに女性は、30代を迎えると同時に自分の今後のライフプランや恋愛について大きく考え出すはずです。
仕事をしながら休日は趣味に充てたいし、スキルアップのために勉強もしたい、友達との時間も大切だし上司や後輩との飲みニケーションも必要…。
その中で女性磨きもしなくては…と言うのですから30代女性はかなり忙しい世代だと言えます。
今回は、忙しい中で、どう恋愛を両立させるの?と、不安や憤りを感じている女性に向けた「趣味と恋愛を両立するための方法」についてご紹介します。

彼氏に「かまってサイン」が見られたら…

仕事や趣味、プライベートでの友達付き合いで忙しい30代女性にとって彼氏は、「もちろん大切な存在だけど少しだけ理解して欲しい」と願うことも多いのではないでしょうか。
とくに仕事やスキルアップの勉強などで自分の時間を確保することに精一杯になっている時に、「もっと構って欲しい」だとか「2人の時間を作って欲しい」と言われると、申し訳ない気持ちと同時に少しウンザリする気持ちも芽生えるもの。

ここでは、彼氏から「もっと構って欲しい」というかまってサインが見られた時に、気をつけたいポイントをご紹介します。

自分の都合をぶつけない

自分の趣味や仕事で忙しい時に、彼氏から寂しいと訴えられた時、彼女としてはどうにも困ってしまうもの。
今まで通りのペースを崩したくない、という思いはもちろん、彼氏を離したくないという気持ちで揺れてしまうでしょう。
そんな状態を上手く乗り切るためには、自分の都合をぶつけない、ということがとても大切です。
いくつになっても「恋愛感情」が絡むと男性も女性も自分の感情を上手くコントロールできなくなるもの。
そんな中で、「もう大人なんだから理解して」だとか「私には私のペースやスケジュールがある」ということをキッパリ告げるのは危険です。
相手は自分の都合を押しつけられたような心理に陥り、関係に溝ができてしまいかねません。

折り合いをつける

恋愛と趣味を両立するためには、恋人からのかまってサインを邪険にしない、ということが大切だと意識したら、次のステップとして「折り合いをつけるための話し合い」に踏み切りましょう。
仕事も趣味も、自分のライフワークを維持するためには切っても切れない大切なものですよね。彼氏だってそこは分かっているはず。
ですが、どうしてももう少しだけ「2人の時間を欲しい」という気持ちを理解して欲しいのです。
お互いがお互いに「もっとこちらに理解を示して」と訴えている状態では、話はいつまで経っても平行線のまま。
大人の話し合いをするためには、どちらとも相手に譲歩できるラインを作り合うことが必要なのです。
冷静な話し合いで、2人が納得できうる地点で折り合いをつけましょう。

仕事や趣味、恋愛を両立するためのポイント

仕事や趣味を両立させたいと思いながらも、どう行動するべきか悩んでいる女性も少なくないはず。
自分の好きなものたち、やりたいことを円満に楽しむのは、なかなか難しいものです。ですが、仕事と恋愛を両立させるためのポイントを頭の片隅にちょこっとでも置いてくれれば、少しだけ環境が良くなるかもしれないのです。
ここでは、仕事や趣味を両立させるためのポイントについてご紹介します。

天秤を均等に保つ

社会経験を積んできたからこそ築けた「やりたいこと」や「壊したくない人間関係」。どちらも自分にとって必要不可欠で失いたくないもの。
では、どちらも失わずに両立させるにはどうすればいいのでしょうか。答えは案外シンプルです。
「天秤を並行にする意識を持つ」。これに限るのではないでしょうか。仕事や恋愛を天秤にかけるのはおかしい、そう思う人も多いでしょう。
ですが、「どちらとも無くては困るもの」だったら、両方のバランスを均等に保つしか方法はないのだと思うのです。
どちらかに重心が傾いてしまうから、どちらかが疎かになる。シンプルな考えにまとめると、少しだけ意識をきちんと持つことで上手くコントロールできそうな気がしませんか?

相手としっかり話し合う

カップルにとって最も大切なことは、話し合いではないでしょうか。どんなに小さなことでも、問題やすれ違いが起こる度にきちんと話し合うべき。
どんなに些細なことでも話をしなければ、小さな「問題」が積み重なって、気づいたときには収集がつかなくなることも珍しくありません。
仕事や趣味と恋愛をどちらも疎かにすることなく両立させるには、どんなに小さなことでもしっかりと本音で話し合いましょう。
とことん話をすることで1人では答えが出せずにいたことにも新しい答えが見つかるはずです。
「どちらも失いたくない」と思うほど両方が大切なのであれば、相手とすれ違わないようにきちんと話し合いましょう。

「大切なもの」は選ばなくていい

よく、「仕事や趣味を自由にさせてくれない相手とは付き合うべきではない」と言う人がいますが、私はそうは思いません。
もちろん、「一緒にいたいから仕事を休んで」だったり「嫉妬するから会社の飲み会に参加しないで」というような常識から逸脱した理由で彼女を苦しめる彼氏は論外です。
それはもう「自由にさせてくれない」というレベルではなく「束縛」に値するもの。

しかし、あまりにも彼女が忙しい人だった時、「もう少しだけでいいから自分との時間を作って欲しい」と言う彼氏の言葉にはきちんと耳を傾けるべき。
もちろん、結婚なんて興味がなく生涯独身を貫くのもありだと考えているなら話は別。ですが、将来誰かと結婚して家庭を築きたいと思っているのであれば、「相手の気持ちを組む、そして自分の言い分にも寄り添ってもらう」というコミュニケーションスキルを習得しておいた方がいいでしょう。

自分にとって大切だと思えるものは、いくつあってもいいんです。それが人でも物でも目には見えないものでも何だっていいのではないでしょうか。

大切なものを見極めるポイント

仕事や趣味など、自分にとってどうしても大切なものってありますよね。そこに新たに「恋愛」という要素が加わってきた時にこそ、頭がプチパニックを起こしてしまうのです。
刺激的で幸せを感じる「恋愛」が「本来の自分の大切なもの」を圧迫してきた。そうなると、自分にとって何が本当に大切なのかわからなくなるもの。
脳内がプチパニックを起こした時に見極めるべきポイントをご紹介します。

失った時の「自分」の状態をイメージしてみる

本来の自分の幸せな生活に新たに加わった「恋愛」という要素。今まで100の時間を仕事や趣味に充てられていたにも関わらず、恋愛にも割り当てなければ生活が成立しないとなった時、きっとどちらか一方なんて選べないはず。
その一方を失った時の自分自身の姿を想像してみましょう。失った後の消失感を強く感じるのであれば、自分にとって大切で「失うべきではないもの」だと判断できます。

自分の大切なものは自分で決める

仕事や趣味を圧迫する恋愛なんてするべきではない。そういう意見をよく聞きますが、今大切だと思っている恋愛の大きさは本人にしかわかりません。
今の恋愛が結婚、出産、老後、というように一生モノの宝物に育つ可能性だって否定できないのです。
自分が「大切」だと思うことは全力で守り抜きましょう。仕事でも趣味でも恋愛でも、全部を失わずに済む方法はあるのです。