先日、シルバーアクセサリーのお店で「あのぅ、爬虫類モチーフのネックレスとかないですか?」と聞いたら、延々と小1時間くらい、ドラゴンのネックレスをオススメされました。
いいか、よく聞け。
ドラゴンは、爬虫類ではない。
そして俺は、そんなにケバイのは着けない。
どーもこんにちは、ハペ屋のgekcoです。

ときどき、無性に変態ヘビがほしくなること、ありませんか?
まぁ、変態ヘビじゃなくてもいいんですが、普段からほしいと思っていた種ではなく、聞いたこともないような種とか、「レア種っていうより偶然混ざりこんだだけだよな」みたいなマイナー種がほしくなることが、ときどきあります。
しかも、一定の周期で無性にほしくなります。
たとえば、中本の蒙古タンメンが食べたくなるのとか、ペヤングが食べたくなるのとか、そういう感じです。わかります?

で、ワタクシも突如として変態ヘビが欲しい病にかかりまして、いても立ってもいられず爬虫類ショップへ。
店内をウロウロすれば発作も収まるだろう…と思っていたらですね、運の悪いことにいたんですよ。ちょうどいい変態ヘビ。
さすがのワタクシもこれはあまりに無計画というか、衝動買いなので、かなり迷ったんですが、こういうのは迷った時点で決まっていたようなものなんですよね。買ってしまいました。
とまぁ、前置きが長くなりましたが今回はオビミズベヘビをご紹介します!

変態ヘビあるある!どんなヘビなのかわからない

さて、とりあえずは種名で検索っと。
ここですでに、変態ヘビの変態ヘビたるゆえんがはっきりと現れます。
使えそうな検索結果がほとんどない(笑)
飼ってる人が少ないから飼育関係のブログとかHPも出てこないし、超有名種じゃないから概要を紹介するようなページもない。
ツイッターの検索でヒットするけどピンポイント過ぎてイマイチ。
まずね、ググったときにwikipediaで表示されず、かなり上位にyahoo知恵袋が来ている時点で、「あ、そういう感じね」と察しなければならんのですよ。最近の若い飼育者ならここで心折れそう。
まずは、どこのどんなヘビか概要を掴まなければ。
オビミズベヘビで検索してもイマイチなので、オビミズベヘビの学名を検索。Nerodia fasciata fasciata。なるほど、どうやらNerodia fasciataの基亜種らしい。亜種ってなぁに、という方は、亜種くらいならググれば出てくるから調べてみてね。で、今度はNerodia fasciataで検索。ほほう、ナンブミズベヘビという和名でwikipediaに出てきたぞ。アメリカ南東部に生息、と。欲しい情報はここまで。アメリカ南東部の水辺に生息、となれば、だいぶ想像ができます。あとは、体表の感触、顔つきや目の位置、体型、生活の様子を見ていれば、だいたいの飼い方がつかめてきます。
ここまで調べるのに30分くらい。昔はこれだけで下手すると1日かかっても足りなかったもんですよ、ええ。

んじゃ、飼い方いってみよう!

今回、じつはズルというか、反則技がついております。
ワタクシが購入したこの個体、WC(ワイルドもの、野生捕獲個体)ではなく、アメリカCB(アメリカのブリーダーが増やした個体)なのです。なので、餌付きの心配も寄生虫の心配もいらないし、立ち上げに苦労することもない。いいかげんなリサーチで済ませたのも、アメリカCBだからです。
ミズベヘビの変態要素のひとつは、文字通り「ミズベヘビ」だという点でしょうね。「ミズヘビ」ではないので完全水生ではない。でも、コーンみたいな陸生種でもない。最初に飼った人はさぞ苦労したでしょうな。
実際の生息環境は、湿地帯や沼のようなジメジメしたぬかるみで、体半分位水に浸ったような感じです。が、飼育下でそれを忠実に再現すると、皮膚病になります。野生の彼らは適度に水から離れ、日光浴をして体を乾燥させたりしますが、飼育下でそういった環境は用意しにくいですからね。そこで、ケージ内は基本的に他のヘビと同じく乾燥させ、水容器に余裕を持たせます。ヘビ飼育のセオリーとしては、ヘビの全身が入る程度、といわれますが、オビミズベヘビではもう少し広いほうがいいでしょう。全身浸せて、少し動き回れるくらいのイメージで。
ただでさえ水に依存するヘビなので、頻繁に水入れに出入りを繰り返します。そうすると、乾燥させたいケージ内がびしょびしょになるので、床材は吸収性のよいものがいいでしょう。ワタクシは見た目も大事なのでウッドチップを使っています。
あ、順番が前後したかもしれませんが、とりあえずベビーなのでケージはアクリル製の専用ケージを使っています。ヒーターは底面積の1/3くらい。この辺は、特に工夫するポイントではないですね。

ゴハンはおさかな

さぁ、変態ヘビの変態たる最大の理由、エサをみてみましょう。
ズバリ、魚です。
いや、かるーくリサーチかけたところでは、両生類も食うという情報がありますが、オビミズベヘビそのものは魚食性で通っています。
言いようによっては、冷凍マウスを使わなくても飼えるヘビ、ということになります。
まぁ、お手軽!
といいたいところですが、残念ながらマウスじゃないものを食べるヘビのほとんどは代謝が早くてやせやすい傾向にあります。要するに、せっせとこまめにたくさん食わせなきゃならん、ということです。
魚食性の生き物の代表的なエサとしては、やっぱり金魚ということになります。「エサ金」なんて呼ばれ方もしますが、熱帯魚の世界ではかなり古くからエサとして使われており、熱帯魚屋さんならたいていは扱っています。
が、問題はこれをキープしなければならん、ということ。
たとえば、大型のシクリッドみたいなのを飼っている場合は100匹くらい一気に水槽に入れ、食い尽くしてしばらくしたら補充、なんてやり方もありますが、ヘビでは無理。ヘビの水入れごときに何匹も金魚なんか入りません。
ということは、ヘビを飼うために金魚専用の水槽を立ち上げねばならん、ということです。
コオロギと違って水使うから重いし、エアレーションとか器具使うし、めんどくさ…。
挙句の果てには金魚には興味を示さず川魚しか食わない、なんてことも…。
まぁ、ここで心が折れることも珍しくありません。
が!
今回ワタクシの手元にやってきたのはワイルドではなくCB。
すばらしいことに、すでに金魚に餌付いています。
のみならず、なんとショップさんでピンセットから金魚を食わせていたとか!
なんか、変態ヘビの醍醐味の7割くらいをもっていかれた気もしますが、楽に飼えるのならそれに越したことはございません。
ピンセットから食う、ということは冷凍した金魚でも食うのではないか、と思ったわけです。
連れ帰った次の日、とりあえずは生きた金魚を与えて様子を見ます。ふうふう、ヒバカリなんかと同じく水中で口をカパっと開けてやみくもに金魚を襲って食っています。とりあえず、エサの食いは上々。
そこで2日ほど間隔を空けて、解凍した冷凍コオロギを与えてみます。
くんくん。
ちょっといぶかしがってる感じがしますが…。
食った!
普通に、冷凍金魚食いました。
これで、自室に常時数十匹の金魚をキープせずに済みます。
ただし、少なくともワタクシが知る限り、冷凍金魚なんてものは売られておりません。
金魚をまとめ買いしてきて、自分で袋詰めして冷凍する日々を送ることになりそうです。
ちなみに、最大で1.2メートルほどになるのだとか。
そしたら、金魚じゃ足りないからコイかな…。

とまぁ、そんな具合に順調に飼育できていたオビミズベヘビですが、ある日突然拒食に陥りました。ぜんぜん、エサに見向きもしない。
なんと生きた金魚を入れても反応しない。
すわ、ここまでか…。
と思ったら、いきなり脱皮しました。
どうやら、脱皮前は徹底的にエサを食わなくなる主義らしい。
やっぱり変態ヘビは変態ヘビ、こういう緊張感がたまらんのです。

 

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