はじめに

天竜浜名湖鉄道天浜線は東海道本線の掛川から浜名湖の北側を回り込むように走り再び東海道本線の新所原に至る約67キロのローカル線で、国鉄二俣線を引き継いだ第三セクターの鉄道となっています。夏休みも終わった2019年の9月に静岡県の天竜浜名湖鉄道へ乗ってきましたので乗車記録と魅力をお伝えしたいと思います。

天竜浜名湖鉄道乗車記

私は最寄りの駅から在来線の電車を乗り継ぎ約5時間程かけて掛川駅に降り立ちました。掛川に来たのは初めてで新幹線も停車する駅のわりには以外とシンプルな駅だなと感じ、とくに在来線のホームは狭く細い地下道を通り改札を抜けました。JRの駅は平屋の駅で在来線側ということもあり、駅舎もシンプルな造りとなっていました。JR掛川駅を出て左側に少し行くと、天竜浜名湖鉄道の駅舎があります。勿論JRのホームからも連絡改札を抜けてくることもできますが、私はあえて駅舎正面から入りました。

天竜浜名湖鉄道

長めの階段を上がり駅舎に入ると小さな券売機と窓口があり、改札は自動改札機ではなくスチールラッチ式となっています。まずは今日の旅に欠かせないフリー切符を購入しようと窓口へと向かいます。天竜浜名湖鉄道では色々な種類のフリー切符が用意されており、全線が乗り降り自由の1日フリー切符から遠州鉄道西鹿島駅経由で浜松に抜けることができる共通フリー切符、天浜線の西エリア、天竜二俣~新所原で利用できる、みかん切符、天浜線の東エリア、掛川~天竜二俣で利用できる、茶畑切符の4種類が用意されています。私は浜松に抜けようと思い共通フリー切符1450円を購入しました。列車は11時57分発天竜二俣行きに乗車します。折り返しとなる列車が到着後改札に入り、車内へと入ります。昼間の時間帯にしては、それなりに乗っているようですが、それでも1両編成単行の列車には空席はたくさんある状況です。私は真ん中のボックス席に座り発車を待ちました。

天竜浜名湖鉄道

天浜線の車両は新しいめの軽快気動車で青い座席と白を基調とした車内は明るく綺麗な印象で新所原方向へ前寄りから真ん中に4人掛けボックスシート4区画、掛川方向へ後ろがロングシートとなっています。

天竜浜名湖鉄道
11時57分定刻に列車は発車します。掛川を出るとしばらくは東海道本線と並走して走り、天浜線は右にカーブして東海道本線と別れ、そしてすぐに掛川市役所前です。ここで3名下車します。そしてすぐに次の西掛川に到着し、またここで3名下車、比較的掛川の市街地での短距離利用が多いのがみてとれます。ここまできて車内は閑散としてきました。次の桜木駅付近から市街地を抜けて田畑拡がる農村地帯に入り景色もローカル線っぽくなってきました。いこいの広場駅、細谷駅と小さな無人駅に停車していき、原谷(はらのや)駅で掛川方面行き列車と交換します。 ここ原谷駅は二俣線開業当時からある駅で木造平屋の駅舎がありホームは国鉄時代を想わせる千鳥式となっています。ここ原谷駅でまた5名程が下車し、車内は私と他に2~3名程となってしまいました。ここから先は山が迫る区間で田畑と小さな山々の中を突き進んでいき、新東名高速道路の下を抜けると最初のトンネルに突入します。小さなトンネルを抜けると掛川市から森町へと入り、戸綿駅に到着します。戸綿駅は築堤にあり眼下の道路には遠州鉄道の路線バスが見えました。戸綿駅を出発すると左に急カーブし遠州森駅に進入、遠州森駅は森町の中心にある駅で原谷駅同様に二俣線時代からある古い木造駅舎が魅力的な国鉄時代を想わせる構造となっています。列車が到着すると駅員さんが迎えてくれます。ホームと駅舎は構内踏切で連絡しており今にも蒸気機関車がやってきそうな雰囲気です。当初ここ遠州森駅で下車するつもりでしたが、スルーしてさらに天竜二俣へ向けて乗り続けることにしました。

天竜浜名湖鉄道乗車記(遠州森~天竜二俣)

遠州森駅に1分程停車し交換することもなく列車は発車しました。遠州森から少し走ったらすぐに森町病院前です。遠州森で乗客は入れ替りましたが、森町病院前で下車する人も何人かいました。掛川から乗り続けた乗客は私1人だけになっていました。(多分、、)ここから先は茶畑切符の由来ともなっている茶畑が沿線各所に見ることができます。静岡といえばやっぱりお茶です!車窓から茶畑を見ると静岡に来たという実感が湧きます。再び新東名高速道路をクロスし円田駅、遠江一宮と小さな駅に停車していきます。遠江一宮駅も古い木造駅舎を構えています。遠江一宮駅を出発すると大きくカーブし、再び新東名高速道路とクロスし、敷地駅に到着します。

天竜浜名湖鉄道

私は何にもなさそうな、この敷地駅で下車しました。駅のホームは片側1線の小さな駅ですが、駅舎はかなり大きな建物です。しかしながら駅員さんはおらず無人駅となっています。敷地駅には敷地簡易郵便局が入居しているため駅舎の大半は郵便局となっているようです。付近は田圃が拡がりとくに何もありません。次の列車まで1時間程あり昼食にしました。とは言っても何もありません。郵便局の方に聞くと近くにコンビニがあるということなので向かいました。ここまで来てコンビニとはと思いましたが仕方ありません。近いとはいえ歩いて10分かからないくらいの距離です。再び駅に戻り駅構内を見て回り、あっという間に次の列車の時間となり、13時38分発の天竜二俣行きに乗り込みます。到着した列車には乗客は私ともう1人だけの寂しい車内です。次の豊岡駅は比較的まとまった住宅地の中に駅があり5名程の乗車がありました。次の上野部駅を出発すると、いよいよ次が終点天竜二俣です。何ヵ所かのトンネルを抜けると天竜二俣の街が見え、進行方向左側に天竜二俣の車庫があります。天竜浜名湖鉄道の車庫は扇状の機関庫が現役で使用され気動車が車庫の中で何両か休んでいるのが見えました。車庫を通りすぎると天竜二俣駅のホームです。真ん中のホームに到着し半分くらいの乗客は隣のホームに停車している新所原行きに乗り換えていきます。私は天竜二俣駅で下車しました。

天竜浜名湖鉄道

天竜二俣駅もまた二俣線開業からある駅で天竜浜名湖鉄道本社併設、天浜線最大の駅となっており、駅舎は木造平屋でホームは2本、1番線から3番線まであります。

天竜浜名湖鉄道では13時50分から車庫を見学できるツアーを毎日開催しているようで、私が改札を出ようとすると女性の駅員から見学ツアーに参加するか聞かれましたが私はツアーには参加せず天竜二俣の街へと向かいました。因みに天竜二俣の車庫を見学する場合は列車利用の場合は200円、車などその他の交通手段利用の場合は300円で参加でき、窓口で手続きを済ませたあと13時50までに駅構内に集合し駅員さんの説明を受けながら車庫をまわるというものらしいです。私は次の機会にとっておくことにしまして、天竜二俣の街を少し散策したところで再び天竜二俣駅に戻り次の新所原行きに乗り込みました。
天竜二俣駅から西鹿島までは少しの場所にあり5分程の乗車で西鹿島駅に到着します。ホームを降りて地下道を抜けてそのまま遠州鉄道に乗り込み浜松へと向かい帰宅しました。

まとめ

今回は天浜線の東側、掛川~西鹿島のみ、茶畑拡がるエリアの区間に乗車しました。掛川から西掛川にかけては掛川市内を、原谷周辺は田園地帯を、戸綿から遠州森周辺は茶畑を豊岡から天竜二俣周辺は茶畑と山並を、1両編成の小さな気動車がのんびり走るローカル線でした。天浜線は西鹿島から気賀、三ヶ日、新所原まで浜名湖に沿って走り抜けます。次回訪問時は天竜二俣の車庫見学と新所原までの残りの道のりを乗車したいと思います。

 

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